2021年9月20日(月) 晴れ

暑さも少しおさまってきたので、久々に秩父札所巡礼ウオーキングをすることにした。

天気も良く、駅ではハイカーを多く見かける。

飯能から秩父電鉄乗り入れの電車があり、影森まで乗り換えなしで行けるので、9時ちょうどに着く予定で家を出る。

少しお腹の具合が怪しかったが、案の定吾野駅で我慢できなくなりトイレに行き、次の電車にしたら、1時間遅れの10時到着となってしまった。

 


さっそく最初の札所26番円融寺に向かう。
円融寺は工事中でお堂にも立ち入れない。御朱印をもらって本尊の場所を聞いたら、プレハブの中にあるとのこと。プレハブの扉を開けてご本尊を拝む。


昭和電工の構内を通って岩井堂に向かう。300段の石段とのことで覚悟して行ったが、どうも道を間違えたようで琴平ハイキングコースを進んだようだ。引き返すのも面倒なのでそのまま岩井堂まで行く。ここは前にも羊山公園の芝桜を見た後、歩いてきたことがある。
崖に建った趣きのあるお堂だ。

 


岩井堂を後にするとすぐ右手に急な300段の石段があった。


ここから大淵寺へは2キロはどの山道となる。

途中女性がコースを外れて何かを探しているようだったが、そのまま通りすぎていくとお堂があった。第27番札所大淵寺の「月影堂」だ。この場所から高さ15mの護国観音が望めるという。
先の女性は護国観音を探していたんだと、思い当たる。

 


お堂の左手から上を見ると、かなり上の方に大きな観音様が立っていた。

階段を下りていくと本堂に出る。本堂の前に水が竹の筒に導かれて流れ落ちている。後で調べたところこの水を飲むと三十三ヶ月長生きをするそうだ。飲んで来れば良かったと後悔する。


秩父鉄道の踏切を右に影森駅を見ながら渡り、その先を左折して第28番札所橋立堂に向かう。
橋立堂は武甲山から下山した時二度ほど脇を通っているが、疲れてパスしている。

まずは鍾乳洞の中に入ってみる。少し下ってから洞の中に入ると結構狭く天井が低い。腰をかがめながら歩かないといけないのでつらい。下から上に向かって進むようになっている。10分ほどで出口に着く。

 


境内の一段高いところ、崖の真下に馬堂がある。秩父札所で唯一馬頭観音を祀ったお寺だそうだ。
そばを食べさせる店もあり、観光客も多かった。

 

 

 

橋立堂を出て浦山口駅に向かう細い道を下り、駅手前から左折して第29番長泉院に向かう。


入口には「よみがえりの一本桜」と呼ばれる枝垂桜がある。

 

 

本堂前には「おびんづるさま」のような仏様がが祀られていたが、ショウズカのおばあさんと言って、三途の川でお守りをしてくれているそうだ。
秋葉堂の近くには赤い曼珠沙華が咲いていていい感じだ。

次の第30番法雲寺までが7キロほどと距離がある。気温はそれほどでもないが、直射日光がまともに当たるので暑い。

お腹もすいてきたのでネットでそば屋を探し、国道沿いの「太鼓亭」という店に入る。
暑かったので「ざるそば」にする。結構美味しかった。


さらに歩き、武州中川、武州日野駅をすぎ、白久駅の前を左折して坂を登って行くと法雲寺にたどり着く。本堂は一段高いところにあり、そこからの庭がまた良い。

 

本堂の左手にはオレンジ色の前掛けをしたお地蔵さんが20体ほど並んでいた。

ここから第31番札所までは18キロほどある。次回のために、その半分ほどの行程を歩くことにしていたが、心が折れそうになる。

法雲寺を出て白久駅の前を左折し三峰口方向に進む。三峰口駅前を通りすぎしばらくして荒川を渡る。
橋の上で右手を見ると川の上に吊り橋が渡され、その上を人が歩いている。
悲鳴が聞こえたかと思ったら、バンジージャンプで人が落下したところだった。
面白そうだが、自分でやってみる勇気はない。


橋を渡り右折して、先ほどのバンジージャンプの入口に出る。「秩父ジオグラビティパーク」という。その先を左折して坂を上る。トンネルを抜けると下りとなる。バスの時間も気になるので、少しづつ走る。

やがて「両神温泉薬師の湯」に到着。バスの時間の5分前だったので温泉はあきらめる。

 

バスに乗り込むと、座席は高齢のハイカーで埋まっている。最後列に2つだけ空席がありなんとか座れる。ハイカー同士の会話を聞いていると、四阿屋山に行ってきたようだ。

 

三峰口駅に着くと、一人が仕切ってラジオ体操をしている。

ちょうどいいタイミングで三峰口駅から飯能まで直通の電車があって、それに乗り込む。
いつもなら、缶ビールを買って至福の時となるが、翌日健康診断で肝機能検査に悪影響を与えたくないので今日のところは我慢我慢。