2022年4月に大腸がんの告知を受けました。
ショックを受けたのは事実ですし、今後どうなるかは不安ですが、5年後の完全な寛解を目指して、癌に負けることなく旅をするように日々楽しく過ごしていきたいと思っています。
抗がん剤治療の第5クールが始まりました。
第8クールまでの予定なので今回でやっと後半に入りました。
私がやっているのはCapeOX療法というもので同じ治療をしている方は多いようです。多くの方がブログなどで治療の様子を発信されていて、抗がん剤治療で避けられない副作用についてもいろいろな情報を得ることができます。
それらを見ると同じ治療法であっても現れる副作用は人によって違いがあるようなので、自分がここまでの治療で経験した副作用をまとめてみたいと思います。
〈私が感じた一般的に言われている副作用〉
◆抹消神経障害
手や足がピリピリ痺れるという症状とのことですが、私の場合は手のひらの痺れがずっと続いています。
第2クールまでは2週間程度で収まったのですが、その後は次のクールまでずっと痺れが続くようになりました。
生活においては例えばトイレに行った後に手を洗うとき、うっかりこの症状を忘れていると飛び上るような痛みがあります。
それ以外にも冷たいものを触ると瞬間的に痛みが走ります。ドアノブとかでも痛みは出るので油断出来ません。
また、手や足だけでなく、喉の奥や唇でもこの症状は出るので、日中の水分補給は家から水筒を持参するようにしてますが、外食の時にお冷を出されてもなかなか飲むことができないのには困っています。
しかし、それ以外は幸いにも生活に支障が出るほどではないです。
◆手足症候群
これも手や足に関することですが、痺れや痛み、皮膚の赤み、剥がれやガサガサになるなどの症状が出るそうです。
私の場合は手のひらに赤みが出るので、保湿剤を処方してもらってひたすら塗りまくっています。
それが効いているのか、それほど酷い症状はまだ出ていません。
◆倦怠感
午前中は大丈夫なのですが、午後になると何とも言えない倦怠感を感じることがあります(毎日ではないのですが)。
長距離を一生懸命走ったあとのような肉体的な疲れではなく、やる気を削ぐような疲れです。例えば昼食を食べ終わっても席を立つのが億劫になったりするような感じです。
携帯がなっても出るのが面倒になるようなことも良くあります。
これに対しては無理をせずに体を休めるのが一番の処方箋だと思いますが、仕事中の倦怠感は厄介ですね。
◆吐き気
どのような抗がん剤でも高頻度で見られる副作用とのことですが、オキサリプラチン、カペシタビンでも症状が出て、休薬期間の3週目を除きほぼ毎日吐き気はあります。
ただ、処方してもらっている吐き気止めが効いているのか、幸いにもそこまで酷い辛さは今のところは出ていません。
でもまだ半分終わったところに過ぎないので、残り半分の4つのクールではどうなるのかが少し心配です。
◆下痢
ずっと続く訳ではないですが、かなりの頻度で症状が出ます。
特に昼食後は直ぐにスイッチが入ってトイレに駆け込むということが頻繁にあります。特に食べ過ぎたということでなくてもです。
整腸剤(?)の漢方薬を処方してもらってそれを毎食後に飲んで症状を抑えてます。
◆骨髄機能抑制
各クールの初日、オキサリプラチンの点滴をする前に採血をしてから主治医に検査結果を確認してもらうのですが、ここまでの5回の採血結果では全て白血球と血小板の検査値には問題なく、ただ、赤血球の値が少し低いという結果でした。
毎朝の散歩や軽いジョギングが原因かもしれないので(素人の勝手な診断)、それを自主的に休止してから採血をすれば原因もわかるだろうと思いますが、それが起床後のルーチンになっているのでなかなか難しいところです。
一般的に言われている副作用で私にも見られた症状は以上です。
それ以外にも幾つか副作用と思われる症状が出ましたので、それは次回に紹介したいと思います。