自己免疫疾患、ギターリペア、ナンプラー | BAD ATTACK ノムラの日記

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ロックバンド、BAD ATTACKのVo&Grノムラの日々の記録。
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仕事休む。


朝、卵サンドを作り朝食。


息子を保育園に送り、慈恵医大病院へ。


前回の血液検査の、精密な結果を聞きに行く。


結果、まあ相変わらず肝臓の数値は良くないがそれが発熱の原因とはなり得ず、他の検査同様、明確な異常は所見されないとのこと。


で、後考えられるのは、自己免疫症候群の可能性がある、とのこと。自分で自分を過剰に攻撃してしまう的な。


先生と話ているときはピンとこなかったけれど、1人になり少し調べてみると、主な症状として発熱、関節の痛み、ダルさ、などとあり、まさに自分の症状と一致するのでこれはもしかしたらあるのかもしれない、と思った。ただ、明確な原因、治療法などはっきりしていない病のようで、うーんそれならまあ、とりあえず一回、1年あまり続けて来たありとあらゆる検査も、これで一回打ち止めで良いのかな、と思い次の予約を入れなかった。幸い近頃症状は出ても以前ほど高熱に上がることはなくなり、38度程度。いくらかよくなって来ている、のかもしれない。



一旦帰宅しもろもろ家事を片付け、ギターを抱えて妻に借りた電動自転車で小岩まで行く。以前はよく自転車で小岩まで出かけていたので軽い気持ちで出発したのだけれど、電動自転車はあまりスピードが出ないのを無理に漕いで急いだのもあり、結果無茶苦茶疲れ、さっそく体調も悪くなった。


予約時間に遅れたけれど、初めて来たギターリペアショップでストラトの調整をしてもらう。長年通ったF sugerがなくなってしまったため難民とかしていたのだけれど、近場で良さそうなところを探して、来てみた。


だが、ブリッジが長年の酷使によりやばいくらいに固まっており、ネジが回らずきちんとした調整が出来ないとのこと。それは承知の上でF sugerでは出来る範囲での調整をいつもやってもらっていたのだけど、今回せっかくなので一度ちゃんとしたいなと思い、一度自宅に持ち帰りビスを抜くことに自分でトライすることに。










最初家にあるサビ取りスプレーや工具で延々と闘ったのだけれど6本中あと2本というところで如何ともしがたく、1ミリも前へ進めなくなり、職場の倉庫に行きインパクトドライバー、ディスクグライダーなど本気の工具を持ってきて、再度取り組む。結果、すぐに残りの2本も取れた。最初からこうすれば良かった、と思う。


ブリッジの外れたストラトを持ち、再び小岩のリペア屋さんへ。今度は車で。


そこからもいろいろ大変で、細々とした不具合は数知れず。予定の2倍以上の時間をかけ、なんとかブリッジをフローティング状態で調整してもらう。オレがこのギターを姉から譲りうけ使い初めてから20年くらいだろうか。割とすぐにブリッジをベタ付けにしたと思うので、15年以上ぶりに、ボディーからブリッジが浮いた。その間にした無数のライブで滝のような汗を浴び続け、サビにサビたボロボロの身体が、遂に。


アームを使う予定はまあ、ほぼないけれど…


フローティングにしたら音がどうなるかに興味があったので、楽しみ。



帰って大急ぎでガパオライス作る。


こちらも4年間ほど冷蔵庫に居続け、年に一回ほどしか使わなかったナンプラーを、遂に使い切る。非常に達成感があった。大して大きなボトルじゃないけれど、自分が求めて我が家にやって来たものなので責任を感じ、ずっと心に引っかかっていた。4年前やはりガパオライスを作りたくて購入したものの、他の用途に使う術を知らず、家にいて料理をするため冷蔵庫を開ける度に、視界の隅に入り続けるナンプラーを心の片隅で、使わないとな…と思い続けてきた。もちろんとうの昔に、消費期限などという概念は遥か遠く通り越しているのだけれど、変な臭いがするわけでもなく特に痛んでいる様子もないので処分するに出来ないでいた


そんなナンプラーを、4年の年月をこえ遂に、使い切った。


近頃部屋の整理、不要なものの処分、売却などを続けていて、なんだか身辺のあらゆるものを出来るかぎりすっきりさせ、気持ちをリセット、リフレッシュさせたい気持ちでいる。自分の部屋も、家全体も物が多すぎ、もう使わないが捨てらない物たちにこびりついた大量の想念というか思念というか感情の跡というか、単純に思い出というか。


そういったものが大量に家の中に充満しているため、今、の感情が澱んでしまっていた。


大袈裟に言えば。


そんな気持ちを振り払い、新しく新鮮な気持ちを迎え入れるために風通しを良くしたかった。窓を開け、余計なものを出来るだけなくして。



そして今日、積もりに積もった思念の塊のようだったナンプラーが、


空っぽになり、


我が家を去った。



近頃オレは、気づかないうちに大事なもの、必要なものも捨ててしまっているのかもしれない。


けれど、自分は間違っていないと信じたい。


進みたい、という自分の気持ちを、信じたい。