こんにちは。





過去を振り返って書いてます。




2021年  7月1日



次男が帰ってくる準備をしだした。



まずは福祉センターに車椅子を3か月間借りる手続きをして持って帰ってきた。






そして、2階に上がれない次男の寝床を1階で作ってやらなければならない





ベッドを買おう






今の次男の状態なら電動ベッドがいいんじゃないかと思いついた。





しかし





電動ベッドかなり高い。





持っていったお金なんて到底足りなかった……



ローンだ…





迷った 何時間もそこに立ちすくむ







かなり迷った。







6か月半 人生で一番輝く17歳を闘病生活したんだ、誰も見舞いに来てもらえず 友達と喋りたくても言葉が出てこない






帰って来てもやはり、学校に行くのをためらっていると聞いた。






せめてそれなら家の中だけでも居心地のいい場所にしてやりたい。







悩やんだが思いきって電動ベッドを買った。







2021年  7月2日






弟達に次男の話をした。
もうすぐ帰ってくること
歩けないこと。
喋れないこと。
頭の毛がないこと。



二人とも真剣な顔で聞いてくれた。






普通に今まで通り接してほしいと伝えた。





そして、一番難しかったのが、次男のおじいちゃん、おばあちゃんに伝えること。






この6か月間で、おじいちゃん、おばあちゃんはかなり精神的に弱ってしまった。







帰ってくると伝えたら泣いて喜んだ。







ただ、前の次男とは全然違うと言うことを伝えた。





また泣いた





次男は、一番 おじいちゃんとおばあちゃんの世話をしてくれた。






時間があったら、おじいちゃん、おばあちゃんの家に一人で行っていた。







もう次男一人では行くことはできない






次男のためにみんなで行こう






2021年   7月3日






次男の同級生で小学生時代、野球でチームメイトだった子が、突然お父さんと家にきた。






明日、高校野球の最後の予選があるのでどうしても私に会って感謝を伝えたかったと。






次男がピッチャーで、その子がキャプテン    

そして、私が監督 そのお父さんがコーチだった。





小学生時代最後の大会で奇跡の優勝した思い出深い学年だった。







6年生が6人いて高校まで野球を続けてくれた子はその子だけだった。






「もう最後か頑張ってくれよ 甲子園まで見に行くぞ」と伝えた。






嬉しかった わざわざ会いに来てくれた。






もちろん次男の病気の事は知っている





でもその事には一切 お互い触れなかった。





絶えず 3人で冗談を言いながら笑顔だった





でも、口には出さなかったがなんとなく

「次男の分も頑張ります。」






その思いを無言で伝えに来てくれたと思う。






本当にありがとう









長い入院生活もあと少し無事に退院できることを信じよう。