今日はヴァイオリンの発表会。
フォーレの「夢のあとに」を弾きます。
マロングラッセのトリオでは「白鳥」を演奏予定。
虎安寿、よろしくね。
前に先生から、まりりはヴァイオリンで何を伝えたいの。と聞かれたことがありました。
まりりにとっては、一歳で亡くなった孫のまなちゃんとの暮らしが返らぬ永遠の夢。今の暮らしはすべて「夢のあとに」かもしれません。
まなちゃんを思い出すと涙が出ますが、今の暮らしは、けして悲しい暮らしではありません。
家族がいて、麿や百菜花がいて、毎日穏やかに幸せを感じています


。




でも、まなちゃんが亡くなる前と後では、幸せの感じかたが少し変わったような気がします。
前はほんとに明るく幸せ~
って感じていたことも、、、、


なにかいつも無常を感じるというか少し哀しみを含んだ幸せ感に変わった気がします。
それが私の「夢のあとに」かな。
絶望的な悲しみではないけれど、
幸せの中にいつも哀しみを感じているような。
私の下手なヴァイオリンでも、そんな「夢のあとに」を届けられたらいいな。
発表会前の最後のヴァイオリンレッスンで「毎日、唄ってください。ヴァイオリンは歌ですよ。」と、先生に言われました。
私とまなちゃんとの物語を歌にして、物語を紡ぐように、語りかけるようにみんなの前でヴァイオリンを弾けたらなあ、、、



それが今日の発表会の課題ですね。
トリオも、昨日も一日お昼ご飯までごちそうになりながら、ノノコさんのお宅にて猛特訓



なにが楽しいって、好きなことが同じ仲間との時間はほんとに楽しいですよね、、

物事の価値観もわりと似ていて、一緒にいて安心できる仲間。
「白鳥」に対するイメージもみんなひとつになり、ピアノは美しく波立つ水面。フルートとヴァイオリンは、傷つきながらも二輪の白鳥が励ましあい、最後は飛び立つという解釈になりました。
さて、午前中はリハ。
午後から発表会です。
物語を紡ぐように演奏できますように







虎安寿と頑張ってきまーす


