氣の世界を知って8年目。
「気」は、エネルギーを外に「出さない」ようにするための文字、
「氣」は、エネルギーが「四方八方に広がる」という文字。
戦後に変わった漢字の1つです。
私が「気」ではなく旧字体の「氣」を使うのは、
ご先祖様や昔の人にとって身近だった
「氣」というものを知りたいなぁと思うから。
言霊では「き」とはエネルギーのことだそうです。
私は、氣とは「生命エネルギー」と習いました。
「氣」は武道やヒーリングなど、
いろいろなところで使われますが、
私の興味が止まらないのは「生活に役立つ氣」。
元氣を保つための「氣」の使い方です。
ちょっとした不調や疲れ、
育児に介護、
生活の中でできるお祓いから
氣枯れ(ケガレ)を元氣に戻すための動き、
毎日毎日積み重ねることで
少しずつ丁寧な暮らしのエッセンスにたどり着いて
例えば今年作った八重桜の塩漬けは
ごはんに混ぜるだけで美しく、満たされ感が半端なく、
「あぁ、豊かだなぁ...。」としみじみ感じます。
昔の方が残してくださった季節の手しごとの豊かさが沁みています。
古神道はご先祖様の生活様式だし、
そのエッセンスをいただいて生活していると
「あぁ、必要なものは残されているんだなぁ」と気づきます。
いただいた知恵を今の生活の中に浸透させて、次世代に繋いでいきたいなと思っています。