「3年間ありがとうございました」
さくら学院生としての真彩ちゃんに逢える最初で最後のイベント「お渡し会」で僕が真彩ちゃんに伝えられた想いはこれだけだった。約30秒。
もっと話せたかもしれない。剥がされる前に自分から出たと思う。プレゼントも渡し忘れた。(戻ってスタッフさんに預けた)
不思議と後悔は無い。
「4年間お疲れ様でした」とか「頑張ってください」とか「これからも応援してます」とか「真彩ちゃんの歌声が大好きです」とか色々伝えたかった想いはあった。
でも一番伝えたかったのは「3年間ありがとうございました」なんです。この想いだけは絶対伝えたかった。
真彩ちゃんに出逢ってからの3年間は本当に楽しくて嬉しくて切なくて悔しくて尊くて素敵だった。
僕が何処かに置き忘れてきてしまった感情を真彩ちゃんが全部くれた。本当に感謝しかない。
そのお礼を直接伝えられたのがとにかく嬉しかった。
2年前に「お渡し会には行かない」と宣言してた自分を正座させて小一時間気絶するまでデコピンしてやりたい気分。本当にバカだったと思う。
あの日、色々お話を聞かせてくれた先輩父兄の皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
後悔が無い事のもう1つの理由…
お渡し会に行くって決めたあの日から真彩ちゃんにお願いする事だけは決めていた。それは…
「これからも、まあやにすとでいなさい」
って命令してもらう事。
僕がこの先もずっと「まあやにすと」でいる為の儀式。
「なにそれ、勝手にやってりゃイイんじゃないの?」って思うかもしれんけど、僕にとっては1番大事な儀式だった。
「いてね」や「いてください」じゃなくて「いなさい」
これが凄く大事。
1番大好きな真彩ちゃんに「まあやにすとでいなさい」って命令される。(させたんだけどね)
そりゃもう従うしかないじゃん?
僕にとって真彩ちゃんの命令は絶対だもん。
僕はまあやにすとだから。
「これ」を命令してもらう為に3年間色々頑張って生きてきたって言っても過言ではないです。
お渡し会では「これ」をお願いした訳ですが…
真彩ちゃんはアドリブで両手を腰に当ててからキリッとした表情で僕を見て…
「これからも、まあやにすとでいなさいっ!」
って僕を力強く指差したんです。しかも全力で。
僕はそれを受けて右手を胸に置いてお辞儀をしました。(ホントは跪いて「御意に」とか言おうと思ってたけど普通に無理だった)
顔を上げると眩しいくらいの笑顔の真彩ちゃんがいた。ぶっ倒れるかと思うくらいの可愛さだったし、真彩ちゃんがステージに立つ日までどれだけでも待てる…いや、待つ!って思った。
この先何があってもずっと付いて行くと改めて心に決めた瞬間だった。
真彩ちゃん、本当にありがとう。
どうやら僕の名前を知っててくれたみたいで凄く凄く凄く嬉しかった。
なんか声にならないって感じで「あ~ひでりんさん」って呼ばれたのがとにかく深く心に残っています。
この3年間、派手な応援なんて出来なかったし、お手紙も頻繁に出せてなかったし、プレゼントも数える程度だった。(お守り、折り紙、ヤナミューのCD、腕時計、DJ卓くらいだと思う)
せいぜいTwitterで毎日呟いてたくらい。
どんな小さな声でも届くんだなって思った。
やってきた事が1つも無駄じゃなかったって思ったし、どんな事でも続けるって本当に大事だなと思った。
ブースを出る時に真彩ちゃんが「今まで本当にありがとうございました!」って言ったんです。
これね、めちゃくちゃ嬉しかったんだよ。
みんなに言ってると思うんだけどね。
「今まで本当にありがとうございました!」って言うのは僕の方なんだよ。ホントに。
でも僕は「また来ます!」って答えたのね。自分でもよくわからんけど。
そしたら「はい!ありがとうございます!」って真彩ちゃんは答えたのね。
だからこの最後のやり取りは、僕の中で「いつか真彩ちゃんがステージに立つ日までの2人の約束」って思うことにした。(ポジティブ)
このお渡し会で「さくら学院の麻生真彩」への応援は終わりました。
でも不思議と喪失感とか全く無い。自分でも驚いてる。もっと泣いたり落ち込んだりすると思ってた。
当然2019年度のさくら学院に真彩ちゃんは居ないので寂しさは凄く感じてる。新しい集合写真を見ると無意識に真彩ちゃんを探してる自分が居る。
でも真彩ちゃんは次の航海に出発したんです。
どんな世界が待ち受けているのかはわからんけど、僕はそれが本当に楽しみ。
これからも真彩ちゃんへの応援が出来る場所があるって事が本当に嬉しい。
だから今まであった事への喪失感とかよりもこれからある事への期待感の方がめちゃくちゃ大きい。今から本当にワクワクしています。
最後に…
2018年度のさくら学院は本当に本当に本当に最強でした!めちゃくちゃ楽しかった!史上最高のありがとうを贈りたい!
真彩ちゃんがさくら学院に入ってくれて本当に良かった!真彩ちゃんのおかげで素敵な3年間を過ごせました。本当にありがとう!
そして僕はキッチリと真彩ちゃんに命令されたので、これからも全力で「まあやにすと」を貫いていきます。真彩ちゃん、これからもよろしくね!
これから僕は「さくら学院の麻生真彩」への応援の旅を終え「アーティストの麻生真彩」への応援の旅に出ます。さあ行こう!出発だ!
ワンダフルなジャーニーになりそうだぜ!