おはようございます。中野です。
昨日はゴールデンウィークに休日出勤があった
ので2回に分けて午後休を取る1回目です。
特に用事はなかったので千葉地方裁判所に
裁判傍聴にいきました。
皆さん裁判傍聴したことありますか?
趣味わる!って思う人もいると思いますが
裁判傍聴は公平な裁判ですよ。ということを
第三者が確認することができる制度です。
行政書士の受験勉強でも出てきますね。
有名なのはレペタ訴訟です。
裁判での筆記事項を認めるかどうかの判例ですね。
判例の勉強していると思いますが、判例=全て
裁判所の出来事です。
裁判傍聴いかずに行政書士試験をしている人は
1度でも良いので裁判傍聴をオススメします。
傍聴の流れを説明します。
千葉地裁の内容なので他の裁判所ではルールが
異なる可能性ありますがご了承ください。
①入口で手荷物検査
②裁判予定の確認
③傍聴する部屋へ行く
④部屋に入ったら大人しく。裁判官が入室したら
起立礼
⑤とにかく聞く
⑥途中退室、途中入場もOK。筆記による記録は
できるが録音録画は不可
⑦最後に起立礼
です。
未だに筆記って。。。って思いますがルールなんで
仕方ないです。
裁判は民事、刑事があります。
民事は当事者同士の争いだからいきなり本題に
入るから傍聴人はちんぷんかんぷんなことが
多いです。
刑事は
最初に被告人はこういうことをした。と検事が説明
するので分かりやすいです。
因みに刑事裁判は「新件」「審理」「判決」と
区分があります。
「新件」は一番はじめの裁判。だから事件の
概要説明があります。
「審理」は2回目以降のもの。事件が大きいとか
複雑な場合にあります。
新件(求刑含む)⇒次回判決が多いです。
「判決」は新件や審理が終わって検事による
求刑が行われたあとに裁判官が被告人に対して
どういう処罰を与えるかという結論部分です。
昨日は2つ傍聴しました。
①窃盗の判決
インスタントコーヒーを盗んだという金額的には
1000円未満ですが懲役1年8月執行猶予なし
未決勾留30日反映です。
②詐欺の判決
仲間と共謀して自動車事故を装い保険会社から
約500万円強を搾取した。
被告人は首謀者でなかったことから判決は
2年6月、執行猶予4年でした。
③ネパール人の不法滞在
起訴内容は「出入国管理及び難民認定法違反」
長崎大学に留学していた人ですが、大学卒業後に
不法滞在(5年以上)です。
2分間の休廷ののち判決を言い渡す即決判決
でした。
求刑2年6月に対して、判決2年6月、執行猶予
4年でした。
傍聴していて気になったのは
③で被告人が発言した内容です。
「今の時代は日本に出稼ぎしなくてもネパールで
同じくらい稼ぐことができる」
と言ってました。
円安の影響もあると思いますが、発展途上国の
レベルが上がっているんじゃないか?!と思い
ます。
海外実習生や特定技能、ビザ更新、帰化など
行政書士のメイン?サブ?的仕事だったものが
脅かされる状態にあるということを生の声で
聞かされました。
最後に一言。
テレビドラマで「容疑者」という言葉がありますが
実際にはありません。
逮捕されたら「被疑者」
起訴されたら「被告人」
刑務所では「受刑者」です。
「容疑者」はマスコミ用語です。