
彼女の事がもう異常な程に恋しい
でも、
彼氏を辞めたくないから、
『家に着いたらメールするね
』と、
彼女が送ってくれたメール画面を、
ずーっと見つめて堪えている
でも、
1人になったら、
「名前しか知らない関係の頃に、
戻れたらいいのにな。」
と思ったりする
だって、
自分の好きな人を、
危ない目に遭わせたくないじゃない?
僕は、
やらかす人間なんだよね
彼女の事が心配だ
いや、
自分の事の方が心配だ
前の恋を終えた時は、
僕は彼女に依存してて、
家に帰った途端に、
頭が真っ白になって、
泡吹いて失神しちゃった
恥ずかしくて、
誰にもバレたくなかったから、
遠い病院で長期入院していた事は、
今となれば面白い思い出かなっ♪
チューブに繋がれてる時、
僕的には、
大袈裟だなって思ってたから、
「気絶する事って、
(恋に殺られたら)、
よくある事なんじゃないですか?』と、
言ったら、
「其れは普通では無いよ。」
と、
患者仲間さん達から即答された時は、
「僕って、
ヤバい奴だ。」と気付く事が出来た
でも、
僕はピュアだなーって喜んでた♡
僕は、
見た目のせいもあって、
恋はすれども、
叶うはずは無かったから、
途中でしんどくなっちゃって、
逃避しちゃう癖がある
しかし、
今回の恋こそは、
最後の幸せだと締め括りたいから、
病院に迷惑になる前に強くならないとっ♪
でも、
未だに、
片想いは立派な恋だと思ってる事は、
間違って無いと思っている。
反省してない僕は⋯ヤバい奴かな?
いーや!
もし、
イケてる男だったら、
純粋な片想いの恋として問題にならないでしょ?
でも、
そうじゃない男の場合は、
片想いはストーカー扱いにされて、
接近禁止命令まで受ける。
「はあー?」
5メートルくらい離れて見てても駄目なのか⋯?
「はあ?
この、
薄情もんがっ!」
僕はずーっと片想いの味方でいる!
片想いは、
立派な恋だと言い続ける!
だって、
誰にでも出来る恋に、
違い無いんだから。
初戀とは、
どんなものかさえ分からずに、
終わりを迎えるなんて嫌だった
でも、
僕、
思ったんだけど⋯、
空からじゃ、
片想いをする事は、
かなり、
難易度が高いじゃない?
それは、
僕には出来かねるな⋯と判断したんだよね。
僕には向いて無いから、
辞めたよ
やっぱり⋯、
空は、
僕の上に、
まだ、
あって欲しいから。
前の彼女には悪い事をしたよ
恋人同士になれた途端に、
あっという間に僕が激痩せしてしまって、
直ぐに終わってしまった恋になった
彼女は、
僕に気分が悪かったに違いない
でも、
諦めかけた途端に、
恋が叶ったら、
パニック状態になる事は普通じゃないの?
『此処がゴールだ!』って、
思うんじゃないの?
あの時の僕は、
恋に、
幸せにされてしまった為に、
胸が一杯で、
一気に食欲が無くなっただけだったんだ⋯。
此れって、
恋に恋する女の子が使う常套句だと思ってたのに、
まさか事実だったとは⋯、
しかも、
僕も同じ部類だったとは⋯、
でもまあ、
男も持ってるからね、
そういう、
乙女の気持ちに近いもんは、
持ち合わしてるもんだからねぇ
えっ?
『気持ち悪い。』って誰か言った?
『純粋。』って言い直してくれる?
僕は、
暇じゃないんだよねー、
分かる?
直ぐあんたに、
会いに行けないんだから⋯、
分かる?
分かった?
うん、
今のは忘れとくねっ♪
女の子は謎だらけ
だから、
好きなんだけど、
恋人が純粋過ぎたら、
『何で手を出さないの。』 って、
拗ねるのは⋯何で?
好きの次は、
愛の扉を開きたいって事?
でもさ、
現実は、
仮に、
恋人同士になれたからって、
50%&50%の想いを持てるって、
訳じゃないじゃない?
そうでしょ?
だからこそ、
僕は本気で好きになった人から、
嘘を吐かれても、
気付いてない演技をするね
その後に、
「浮気相手が、
自分じゃありませんように。」
と祈るよ、
50%50%に向けて、
FIGHTする!
「あー⋯、
(僕は)やらかしてんなぁ〜。」
僕は今、
真夜中なのに、
5階の恋人の部屋を見上げている
部屋の灯りは点いているのに、
『今日は友達と、
朝までカラオケする事になったから、
明日また連絡するからね。』
という恋人のメールに対して、
「ドタキャンしてまで、
友達とのカラオケを優先するんだ⋯。
いや、
それはいい。
その友達が、
女友達じゃないだろって事に、
彼氏は(僕)、
拗ねている。」
と、
携帯に言い返している
⋯あら?
僕って今⋯ストーカーしてる?
ヤバいな、
帰ろう
本気で好きになった人の嘘を、
優しい嘘だと思い込むのは、
自分が傷付きたくないから
コレって、
時間の無駄?
ただの弱い男?
運命の人を逃がす行為?
別にいいじゃん
だけど、
僕なら、
『好きになった人がいるの。
だから、
別れて欲しい。』と、
告白されたら、
「嫌だけど?」って言い返す
⋯ああ、
こんな態度だったから、
前の彼女は、
逃げるように去ったのかな⋯?
「そいつは誰?
会わせてくれる?
君に、
暴力振るいたくないから。」
あれは、
致命的だったのかな⋯?
あの時、
「分かった。」って言えたら、
修復出来た恋だったのかな⋯?
いや、
でも、
勘だけど、
僕と縁が切れたら、
その男と君は、
新たな恋を望んだはずだけど、
フリーじゃなくなった君に、
その男は醒めるんじゃないの?
って、
思ったんだよねぇー。
言わなかったのは、
愛のせい⋯かなっ♪
もう今日で10回目、
僕から逃げた君からの、
『会って話がしたい。』
とのメールが炸裂⋯
アレか、
君の隣から例の男は消えちゃったんだろうなぁー、
僕が何回無視しても、
1日1回は、
長ったらしいメールを送って来る
そして、
君も多分不思議に感じてるはず
何故に、
僕が君を、
着信拒否にしないのかっていう理由⋯
それは、
単純な話、
今が幸せだと僕は思えてるから。
僕への気持ちが残ってる君を考える度に、
入院した時の辛さが、
僕を冷たい男にさせるんだ
「必死だなぁ⋯、
どんな悪さされたんだよ。
この男も見る目無いのか。
お似合いじゃないか。
良かったじゃん。」
冷たくて御免ね、
でも、
本当は、
君に返信したい言葉がある、
1番信じていた人に、
突き放されたら、
大体の人は、
メールなんて出来る状態にはなれない。
未来に絶望するし、
薬が無いと、
眠れない体になる人だって、
沢山いるんだよ。
だからね、
君の気持ちはよく分かるよ
⋯なんて、
絶対、
返信しないからな?
冷たい男っていうのは、
何か背負ってる男なんだよ。
⋯おっ?
今カッコいい事言っちゃった♡
可哀想だけど、
あと少しだけ、
君には僕の事を想ってて貰うね
毎日のメール、
楽しく拝読してるからね
『ずっと泣いてるの。
何も食べれなくて、
吐いちゃう。
起き上がれなくて、
今ずっと仕事休んでるの。』
「うん。
うん。
最後だけは、
嘘じゃないかもだねぇ。」
君は悲劇のヒロイン⋯
じゃないよ?
ヒロインは僕の方が相応しいよ?
僕は大変なんだかんなっ!?
僕の最後の恋が、
3ヶ月さえ持たずして終わり、
僕は捨てられちゃったんだ。
しかも、
ゴミ箱にすら、
入れてもらえなかったんだ⋯。
僕はゴミの気持ちは分からんけど、
ゴミにだって、
命はあるんだからな!?
気持ちだってあるんだからな!
あーもーっ、
何言ってんだか分からんっ!!
⋯さて、
意地悪は何にしようかなー?
いや⋯あの⋯その、
大丈夫だからね?
僕は争いは好きじゃない男だから
熱っ々の、
真っ最中の、
貴方達の仲を引き裂くような事なんてしないから
僕はそんな野蛮な男では無いから
僕はただ、
優しい嘘が嫌いな男ってだけだからねっ!
恋人だった人よ、
知っているかい?
君の男には、
君の他にも彼女がいる男らしいよ?
『取り返したい。』って言ってる女の子がいるよ?
君は絶対に知らないでしょ?
今、
僕の横にいる
仁王立ちして、
部屋を見上げてる
その女の子の顔は、
お母さんって風格そのもの
だから、
恋人だった人よ、
君は負けた方が⋯、
いい
「あの、
⋯帰らせて?」
『服⋯破くよ?』
何だ、
コイツ
「あっ、
23時05分だー!
あのさぁ、
コレはねぇ、
やっと買えた服なんだよねぇー。」
『⋯。』
無視かい⋯
魔王だろ⋯コイツ
それにしても、
同じ境遇なのにメンタル強すぎる
やっぱりそうだ、
女の子は、
「恋の化身だ。」
肝が座りすぎていて美しい⋯が、
以前、
死にかけてた僕に、
『恋の依存型人間。』
と名付けて、
馬鹿にした女の子らさぁ⋯
⋯⋯、
あんたらが、
それ言うん!??
僕はもう恋人だった人に名残は無い
意地悪も辞めたし、
自然消滅へ向かうよ
だって、
僕は優しい男だからね、
「君は君らしく恋をしてね。
サヨナラ。」って
男らしく立ち去りたいのにーっ!
この魔王がっ⋯邪魔をするっ!
「おい!
ちょっと!?
マジで、
電車無くなるから、
いい加減、
服を放してくれって!
もう、
ほんっまに、
帰らせてくれよ!!」
『イヤ!!
私達は仲間でしょうよ!?
それに、
こんな時間に、
女を1人にするんだ?
へぇー⋯だからか。』
「⋯へぇー?
だからかぁー。」
『は?』
「は?」
3、
2、
1、
FIGHT!
負けられない戦いの始まり始まり。
〈終〉