(昨日のブログの続きです)
ざっくり言えば、知識が見たままを拒否するから。
本物そっくりに見える絵が描けないとダメって思い込む子どもが多いのは、10〜11歳(『脳の右側で描け』第5章)。
本物そっくりに描けないのは、左脳で仕入れた情報で描こうとするから。
これが、本物そっくりに描けない理由
その理由として、上記の本にはこのくらいの年齢になると、〈シンボル体系が知覚よりも強くなり、自分の知覚にもとづいた正確な素描を妨害するようになる〉からとある。
つまり、10歳くらいになると〈写実的な絵を描きたいと強く思うようになり、とくに空間の描写に興味を持ち〉〈ものが「正しく見える」ような絵を描こうとしてがんばった〉結果、うまくいかなくなってしまう。
それは、〈小学校における左脳教育の影響・結果であるのではないか〉(臨床美術士養成講座、5級テキストより)。
誤解を恐れず、説明を簡単にしてみると…
算数で立体の表面積や体積を勉強するのが小学校4年生。
立体の計算で算数につまずく子どもは多い。(私独自調べ)そして、〈立方体の本当の形についての言語にもとづいた知識が、純粋な視覚による知覚を圧倒すれば、「正しくない」絵ができあが〉る、わけだ。
要は、立方体が四角い角をもつことを知っているがゆえに、真四角を書き始めてしまい、間違いが次々と重なる結果、正しくない絵になってしまうということ。
角はすべて直角だと知っているので、すべての面の角度を直角に書いてしまうから、立体的に見えないカタチとなるのだ。
立方体の例としてサイコロを描いてみると、こんな感じ⬇︎
またはこんな風になってしまったり⬇︎
立方体を写実的に描くには、正方形を描いてはいけないのだ。実際、目の前に見えるカタチは正方形なんだけれども正方形を描くと立方体には見えないカタチが出来上がってしまう。
このものの見方の転換を図るためには
『脳の右側で描け』の本のタイトルにあるように、右脳モードになればいいのだ。
次は、右脳モードに転換したら絵はどうなるのかについて。
今日も読んでくださって、
ありがとうございます!

