久しぶりに1994年の香港映画『恋する惑星』を見てみました。

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この映画は、誇張でなくもう何十回と見ているのですが、今回初めてあることに気づきました。

『恋する惑星』は金城武&ブリジット・リンの出演する前半と、トニー・レオン&フェイ・ウォンの出演する後半に分かれています。

前半でブリジット・リンは麻薬の密売人に扮しています。
麻薬貿易を仕切る欧米人から、麻薬密輸の仕事をもらい実行に移すのがブリジット・リン。

ところが彼女は欧米人に裏切られ、命を追われる立場になります。
危機を乗り越えた彼女は、最後にこの欧米人を射殺して復讐します。

初めて気づいたのは、この二人がかつて恋人同士であったこと。
そんなことは映画では語られていませんが、よーく見てみると、そう思わせる伏線が所々で描かれているのが分かります。

ウォン・カーウァイ監督の映画はそんな発見が多いため、何度見ても飽きません。

ちなみに『恋する惑星』と『天使の涙』は姉妹映画みたいに似ています。
しかし、両者では香港の描かれ方が若干異なります。
『恋する惑星』では抽象化された「都市」としての香港が描かれる一方、『天使の涙』は「香港」という都市により注目している印象があります。

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