「若手イケメンデザイナー」というのが代名詞になっている建築家の山崎健太郎さん

そのブログで、上海の魅力を以下のように表現していました。まだ若いのに、本業のデザインのみならず、色んなことを知っている人なんだな~と感心。勝手に引用します。


リチャード・フロリダ教授は”The rise of creative class”という著書の中で都市を測る3つの指標を提言しています。彼は3つの「T」が重要であると言っています。

Technology(技術) Talent (才能) Tolerance(寛容さ)

この3つを備えた都市は、多くの才能を引き寄せ、その才能は新しい産業を興し、都市に大きな経済利益をもたらすと述べています。現在のグローバリズムの中において、加熱する都市間競争を考えるうえで非常に重要な指標です。

Tolerance(寛容さ)という概念は少し捉えづらいですが、多くの都市や地域がartを地域復興の第一義にすえているのは、このToleranceへの訴求ということができます。Artは異なったバックグラウンドをもった外国人をやさしく迎え入れ、個人と個人とのコミュニケーションを可能にします。Artが多くの外国人を惹きつける大きな理由の一つはここにあるのだと感じます。つまりArtに対して都市が寛容であることは、都市がさまざまな価値観を持った人々に対して寛容であるということができるからです。

M50(莫干山)、Tang zi fang(田子坊)、Weihailu696(威海路696)は、スタジオを持っているアーティストを含め、多くの外国人を惹きつけ、受け入れています。現在の上海のTolerance(寛容さ)を示しているエリアということができます。経済成長だけではない国際都市”Shanghai"のもう一つの側面です。


実は我がデザインオフィスには、山崎健太郎さんの部下である上野さんが働いています。

山崎さんとは今年知り合ったばかりですが、まるで長年の友人みたいな気持でお付き合いさせていただいています。また会いたいな~!

山崎健太郎ワークショップ
http://www.ykdw.org/