この仕事をしていて,とても感動することが度々あります。

何と言っても先ずはブライダル。小さな石が愛の証に変化する瞬間を目の当たりにします。

リングを見て、ダイヤの輝きにも負けないくらい目を輝かせている若い女性の幸せを願わずにはいられません。

そして、とても喜んでいただけるのがジュエリーのリフォームです。

「孫に譲りたいから自分のジュエリーを今風に」とお孫さんとおばあちゃまが、あれこれデザインを一緒に考えた時間もジュエリーの中に閉じ込めることができます。

亡くなったご主人のカフスボタンをデザインはそのままに奥様のリングとペンダントに。「いつも身に着けられるようになったわ」と愛おしいそうに手に取り、涙ぐまれました。

「母の帯留めなんだけど、壊してなんかにならないかな」と相談されて、拝見するととても見事な仕事がしてある逸品で、「こんな素敵な帯留めはめったにないから、このままにしましょう」という事もあります。きっとお母様はお着物もたくさんお持ちのはず。「お着物を着ましょうよ」と余計な一言を言ってしまいました。

また、「もう二人とも結婚指輪はしないから、一つのファッションリングにしたい」と」ご近所の方が「近くまで行くから郵便受けに入れとくね」

新聞を取りに行った主人がビニール袋に入ったペアのリングを見つけて「離婚相談でも始めたのか」とぎょっとしたことも。

私自身も母の片方なくしたイヤリングをペンダントにしています。

時に宝石は鉱物としての石の価値に人の想いや思い出が乗って、世界に一つだけのファンタジーとなるのです。

そのお手伝いをさせて頂けるリフォームの仕事が私は好きです。