GWC認定6人タッグ選手権
≪王者≫ガッツ石島、影山道雄、CHANGO vs 折原昌夫、ディック東郷、梁和平≪挑戦者≫



とにかく今回のメインは2009/6/14の茂木大会以来、7年4ヶ月ぶりとなるディック東郷の参戦に尽きる。
折原昌夫がこんなコネクションを使ってくるとは思わなかったが、なんにしろここ最近ガッツワールドの上位陣の顔触れは定番化していたので、久々に外部からの大物参戦という感じがした。

おそらく本人も忘れてると思うが、実はディック東郷は9年ほど前にこの6人タッグ王座の第4代王者になっている。
しかもその時のパートナーが隣にいる梁和平と偶然今回参戦していた佐藤悠己とのトリオだった。
さらに言うと奪った相手がミスター雁之助、YUJI KITO、SUZKIの当時の侵略軍のメンバーだった。
しかし9年も月日が立ちながら今も大半のメンバーが同じリングに立ってるとは…。

今回の鬼神悪魔道雄、ミスター雁之助がメンバーに入ってはいないが、こちらもCHANGOを加えて戦力アップした時に初防衛戦でまたベルトを取られたらたまらない。
ましてやガッツと影山はタッグのベルトを初防衛戦で落としているからなおさら負けたくないはずだ。

だが予想どおりというか、試合はトンパチが先に仕掛け場外戦へ。



しっちゃかめっちゃかの中ディック東郷がガッツ石島を殴りつける。
しかし替わった梁和平を吹き飛ばすと鬼神悪魔道雄はまず梁和平に集中攻撃。
厄介な二人が動き出す前に先に片付けてしまうつもりだ。




ところがCHANGOの背後に東郷が蹴りを入れて阻止。
これで動きを止められたCHANGOが逆に折原と東郷に捕まってしまう。
東郷の動きはさすが。こちらが撮りながら唸ってしまうほど。



とにかくCHANGOの捕まってる時間が長かったのでダメージもだいぶ蓄積されてるようでロープに走る力もなくなるほど。
しかしなんとかゼロ戦キックで切り返すとガッツに。



ガッツがパワーで相手を次々と吹き飛ばし、影山がそれに続く。



しかしこの日は東郷だけでなく折原もまた凄まじい攻撃で影山を攻め立てる。



加えて東郷が場外で放ったペディグリーで影山がダウンし戦線離脱。
それでもガッツとCHANGOが梁を攻め立て、ビッグデーモンを決めた時は完全に決まりだったが、アミーゴがニード手島レフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。



さすがにこれはアンフェアだったが、その間に東郷がCHANGOにラリアットとペディグリーを決めセントーンを狙うが、これはガッツが阻止する。




しかしその間にロープにもたれていたCHANGOにアミーゴがイスで一撃。



プロレスでなかったら明らかに傷害罪にもなりかねん一発から梁がCHANGOをフォールし3カウント。
前にも似たようなことがあったが今度は暴れかたがハンパではない。
さらに東郷が試合では阻止されたダイビングセントーンを決めてダメ押しした。



獲得したベルトをオークションにかけようとした折原だが、これらの暴挙に怒りのミスター雁之助が現れた。

「オイ、ディック東郷久しぶりだな。 てめえらベルト売るとかする前に俺のケンカ買え」



これに対して折原はてめえが負けたらどうするんだと返すが、雁之助が挑発に乗らなかったため話が噛み合わず退散することに。
これを受けてガッツ石島は雁之助&石島と誰かの組み合わせで奪回に望む感じだ。 おそらくパートナーは影山かCHANGOのどちらかになるのだろうが。

しかしガッツ石島はまだまだ余裕があった。手応えはあったと言うのだ。



実は9年前にディック東郷組が6人タッグ王座を獲得した時もすぐ次の初防衛戦で奪われている。
その時に東郷組から奪った相手が実はガッツ石島、マスクド・ミステリー、レオナルド高津の当時メタボ軍と呼ばれてた面々だった。
私も言われて思い出したがここにも因縁があった。

その9年前にそれらの当時を見ていた観客はこの日私しかいなかった。
けどその時のことは覚えていて、確かに石島はディック東郷と当たっていた。
しかし当時はそれほど絡んでなく、対戦もそれ以来だと言うので今日は爪痕を残してやろうということだった。
なるほどこれはミスター雁之助とディック東郷の絡みに目を奪われていたが、ガッツ石島との絡みも見逃せないものになりそうだ。

その後他の試合もいろいろなアピールによってGWC三大タイトル戦
シングル ミステリー vs 翔太
6人タッグ 鬼神悪魔道雄 vs トンパチFEC
タッグ アラケン、バッファロー vs IWA熱波軍
が決定した。
ちなみに翔太のギャラアップは即座に却下された(笑)。


次の大会までもうそんなに間がないのでカードは決まり次第順次発表されるそうだ。

しかしこれだけに限らずまだ何か隠し玉がありそうな予感も。
期待して待とう。