GWC認定シングル選手権
≪王者≫マスクド・ミステリー vs 松田慶三≪挑戦者≫



先ほどのIWA軍のゴタゴタのことはおそらく知らないはずの松田慶三。
意気揚々と熱波を煽る。



これに対しミステリーも宇宙との交信で牽制。
宇宙 vs 熱波という摩訶不思議な決戦だが試合はやや意外にもオーソドックスな試合展開となった。



プロミスからのタックル合戦は意外に松田が珍しく宣言どおりに走ったものの結果は同じ。



しかし打たれ強い松田はミステリーの打撃にもビクともせず。
そして意外にもアームバーでミステリーの腕を攻めに来た。



普段のIWA軍がコミカルだし、ほとんどタッグばかりなので見くびっていたが、この日の松田は遊びを極力封印し本来のレスリングで挑んで来ていた。



ミステリーも重いのだがそれを滞空式ブレーンバスターに上げてしまうのだからとんでもないパワー。
さらにアームブリーカーで腕を狙いミステリーのチョークスラム封じが狙い。
場外ではKITOも加勢するし、さらにそこへ脇固め。



普段スロースターターのミステリーはなかなかペースを掴めず苦戦したが、中盤パワースラム、メタボプレス、アトミコで反撃。
ところが松田はアンドレまで繰り出して徹底した腕狙いに。





さらには珍しい雪崩式フランケンシュタイナーまで繰り出した松田。
昭和タイプのレスラーかと思えばこんな技まで!!
しかしKITOの介入が裏目に出て同士打ち。
そこへミステリーが旋回式チョークスラムへ。




だが松田が倒れた位置を計算していたためミステリーがカバーしても足がロープに。
そのためミステリーは正調のチョークスラムを繰り出し、これでカウント3を奪った。



なんとか初防衛に成功したミステリーだが試合は20分越えの激闘。
松田が本来の実力を出してきたので苦戦を強いられたが、マイクを持つなりいきなり締めの言葉に(笑)。



撤収時間を気にしていたため仲間がみんな笑っていたが、実際次の大会の情報はディック東郷が来ること以外は何も決まっていない。
そのためミステリーの次の防衛戦の相手も何も決まってないのだ。



11月はいいとして12月は記念大会だから然るべき防衛戦をやるはずだが、雁之助さんは負けたばかりだからすぐには行かないと言ってるし、ダイスケは腰の調子次第というのでこちらも様子見段階。
となると誰か名乗りを上げたものにチャンスが来やすい。

ただ今のガッツワールドはどれもが四番五番を打てるバッターばかりだから誰が来てもおかしくない。
ある意味贅沢な状態である。
しかし現王者がミステリーだから、どの相手が来ても興味深い対戦になる。

ただ今日の吉野達彦の挑戦だけは丁寧にお断りした方がいいと思うのであります(笑)。