佐藤光留 vs バッファロー



佐藤光留が花道に姿を現しアピールしてる瞬間、バッファローが後ろからイスで殴りかかって襲撃した。
なぜか佐藤光留はこんな形で襲われることが鬼神道では多い。




そのまま場外戦に雪崩れ込んだバッファローは暴れまくりイス、ボディスラム、鉄柱攻撃と大暴れ。



場外カウントをリセットすべく一度リングに入れてから再び場外に持ち出すという用意周到さ。
さらにはパイルドライバーも見舞いほとんど一方的な殺戮。
ようやくリングに二人が戻った時には既に5分が経過していた。

しかしラリアット狙いをかわした光留は渾身の力で逆十字に持ち込み、思い切り絞り上げるとなんとバッファローがギブアップ!!
まさに一瞬の大逆転だった。



血まみれでK.O.されたようにもうろうとしてる佐藤光留に負けたことを知るや錯乱したバッファローは見境なしに暴れまくりセコンドに止められながら戻っていった。

試合時間7分のうち、約5分が場外戦。
いやはやとんでもない試合である。



宮本裕向 vs マグニチュード岸和田



ゴング前にドロップキックを仕掛けた宮本。
二試合続けてコール無し。

しかも暴れ方までさっきの試合とほぼ一緒。
岸和田は鉄柱に固定した宮本の足にイスを振りかざし大ダメージを負わせた。
これで宮本の足が完全に狙いどころとなってしまった。



鬼神道はけっこう初対決ものが多いのだが、この二人のシングルは三度め。
過去二回は岸和田が勝っており、むしろ鬼神道ではほとんど負けたことがない岸和田だが、膝に低空ドロップキックをたびたび打ってくるなど攻めがピンポイントで細かい。
先ほど見境なく暴れまわっていたバッファローと違うところはそこである。

しかしパワーや体重がある岸和田に上に乗られたら厳しいこと。
序盤は全くいいとこ無しの宮本。
なんとかブレーンバスターを阻止して投げ返す。




とにかくあの肉体に一発や二発程度では効かない。
スピードと絞め技を効率よく混ぜ込み攻略したいが、なかなか岸和田が流れを譲らない。
4の字固めで宮本のダメージがさらに増す。




だがラリアットの相打ちにお互い引かない。
パワー合戦だと宮本には分が悪そうだが、宮本も前回ミスター雁之助越えを果たした選手。
以前のようにやられたんでは立つ瀬がない。

しかしボディプレスやジャーマンと岸和田のやることには限度がない。
ここでラストライドを食ってしまえば終わりだが、まともに食らったラストライドを宮本はカウント2でクリア。



絶対絶命といった感じだが宮本にも岸和田を仕止めるものがあった。
それに気づけるかどうかだが。




次のラストライドをリバースしラリアットと雁之助クラッチで反撃する宮本。
スプリングボードからファイヤーサンダーで垂直落下!!
しかしカウントは2。

だが十分にダメージはある。
宮本はダメ押しのファイヤーサンダーを食らわせカウント3。
遂に岸和田から勝った!!



代償も大きかったがそれだけ越えた喜びも大きい。
岸和田は悪びれず負けを認め宮本を称えた。
また一つ勲章が増えたようだ。