ガブ・ガブリエル・ガブコ vs 角田奈穂

続いての試合、前回はセーラー服と機関銃を着てきたガブコだが、今回はさらに放送コードギリギリなガブリエル・エガコ!!
控え室に用意してありましたというのが(笑)!!



こんな人相手になった角田は気の毒だが、実際のガブコはつい先日空手の関東大会に優勝するほどのスゴ腕!!
まともにやったら体格差もかなりあり、まず勝ち目はない。

ところが手四つで組んでいる間に花道から何か出てくる。 これは前回ガブコが引き連れてきたジョンソン(人形)だ。



ガブコがジョンソンも試合させたいとゴネるが、既に試合は始まってるうえ、先ほどの第一試合でも急に組み合わせを変えたので、吉野レフェリーもさすがに難色を示す。
だがガブコがちょっかいを出してしまうため、吉野レフェリーは反則を取ってしまう。

しかしまだ何もやらないうちに試合が終わったら困るのは角田の方だ。
要求を飲み再試合だが、とりあえずジョンソンを加えての3WAYマッチに。
だけどどこからどこまでがジョンソン!?



というか3WAYがほとんど3WAYになってなく、ガブコはジョンソンを身代わりに休んでるだけ(笑)。




その後もなぜか二人でハートを作り、吉野レフェリーにツッこまれたり。 飛ばされてきたガブコを放り返したら条件反射的に吉野レフェリーが蹴り返してしまったりとわけわからず(笑)。

とうとう試合の決着は頭で本物の生卵を割ってしまったら負けというもはやプロレスでもなんでもない方向に。

しかし吉野レフェリーも含め確率は1/4だったのにガブコがお約束のように生卵の犠牲という絵に描いたような結末。



収穫は意外に負けん気が強く、器用な面を角田が見せていたこともあるが、とにかくガブコと巻き込まれた吉野レフェリーの影響でなんとも笑撃的な印象が残ってしまった(笑)!!




万喜なつみ vs 本間多恵

前半二試合、なんとも言えない展開が続いたのでようやくまともな試合に!?




体格はお互い小柄だが、とにかく万喜なつみは身体能力が高く、普通の人ができないアクロバティックな動きが軽々と出来てしまう。
聞いた話では以前本当にスターダムから選手としてのスカウトもあったそうだ。

なつみは弓矢固め、本間はドロップキックとお互いにこだわりの技がある。





背中へのドロップキックを食らったあたりからちょっと苦しくなってきたなつみ。
619を決めるのだが、本間も同じ619が使えたりする。



このあたりから二人とも苦しい顔が目立ち始めた。
二人ともレスラーとしての適正、資質は高いが、技を持ってない。
技量を活かすための技がまだ揃ってないのだ。



当たり前な話だが、二人ともこれがデビュー二戦め。
しかも初戦が3ヶ月前という条件を考えると、これで迷いなく戦えたら天才である。
間にスリーパーを挟んでスタミナを奪うとか、首固めや逆さ押さえ込みで丸め込むとかの発想がないから、単調な動きになるか同じ技を二度使ってしまう。




そうなるとドロップキックを多用する本間はスタミナ切れになりやすくなるが、根性でめげない。
対してなつみはゆうなから受け継いだネックスクリュードロップを使っていくのだが単発では決まらず、お互い決定力不足の消耗戦になってきた。



本間はタイガースープレックスの体勢から前に叩きつける技でかろうじて3カウント!!
一度はカウント2で肩を上げられたため、ほぼ力づくに近い強引な勝ち方ではあったが、これで本間はデビュー二連勝だ。


荒削りと言えば荒削りだが、あくまで能力を活かす術をまだ知らないだけで、それは実戦の数と経験を積めば自然とよくはなる。

しかしそれを良しとせずもっとドロップキックを練習したいと本間から話を聞いた時は、その心意気に非常に感心したのである。

未熟と言ってしまえばそれまでだが、未熟ながらも真っ正面からぶつかり合ったその気持ちは十分立派だと思う。