Beginning ACT1 Actress girl'Z旗揚げ大会① 2015 9/6

舞台女優のメンバーで構成される異色の女子プロレス、Beginningプロモーションの大会が再び行われた。
前回がプレ旗揚げなので今回が正式な旗揚げ興行となる。




あれから3ヶ月、最初の大会を成功させたことによってメンバーの向上意識が飛躍的に伸びたのはいいことである。
その間私なりにリサーチも繰り返し、一人一人がどういうものかわかってきたし、新しいメンバーも増えてきている。

しかし、ただ頑張っただけでは努力が報われるかどうかわからないのがプロレス。
いい技を並べただけではいい試合にはなりえない。 個性がなければ気迫も気持ちも伝わらない。
だが個性があってもプロレスが弱ければお話にならない。 この一見矛盾した論理を両立し、それこそ心・技・体が揃わなければならない。
難しいがそれが格闘技というかプロレスの論理なのである。
何年関わっててもプロレスは考えることがありすぎる。


新人デビュー戦
高木友 vs 仁科鋭美




共に今回がデビュー戦。 拳を突き上げるからにボクシングの経験があるらしい高木と剣道経験があるという仁科の対戦。ところが…。

試合開始直前にリング内に何者かが
、これはマナポーサだ。



マナポーサと言えばスターダムのメキシコ遠征時に出現したゆうなの分身。Black shinEではない。

何事かはわからないがマナポーサは仁科と組みタッグ戦を要求している。
試合開始直前にそんな無茶苦茶な話を振られても困るし、やるにしてもそれなら高木にパートナーが必要だが、たまたまセコンドで業務していたBlack shinE研究生(ビール担当るーしゃんという名前で男ではないらしい)が駆り出された。お目付け役か。



試合はとりあえず高木と仁科、マナポーサとBlack shinEの二通りの対決。 Black shinEの顔面をマナポーサが蹴飛ばしてダウンさせ、そこに馬乗りからエルボーを放っていく仁科。思いっきり行け‼




仁科とマナポーサはダブルチョップを決め、Black shinEのマスクを剥ぎに行くが失敗。




対して高木はマナポーサと同じくらい背は高いが細いため、いいキックだがマナポーサにはあまり効いていない。




そのため連係に勝るマナポーサと仁科が有利。
仁科を上手く守っていたマナポーサが分断を見極めた後、ビッグブーツからアックスキックでBlack shinEを撃沈させ勝利。
しかしなぜこの試合が急遽変更された理由が試合が終わってから明らかになった。




なんと仁科は大会三日前の練習中に肋骨を骨折していたらしい。
当然ながら欠場も考えられたのだが、お互いにデビュー戦という大事な試合のため、無理を言って形を変えてでもどうしてもやりたかったという。

健康面を考えれば褒められた話ではないが、そこまでして望んだガッツはアッパレである。
何かを一つやり遂げたことが必ず何かしらの自信になってるはずだ。



ならばあえてBeginning側に言いたいのは仁科の体調が快復してから改めて高木と仁科のシングルを組んであげるべきだろう。
けじめという意味でもね。