★10/11 ~後楽園~
◆最強後楽園決勝戦Sフライ級8回戦
杉田純一郎(当時2位) 対 佐藤洋太(当時6位)
【1R】
杉田は右ファイター、佐藤は右ボクサースタイル
佐藤が速いジャブで牽制、時折右を打って距離を計る
ロングレンジで見合うも杉田は様子見
佐藤がジャブ→右アッパーを見せて、左ダブル→右ストレートをヒット
杉田はボディ狙いだが手数少ない
佐藤がガード上だがワンツーヒット、終盤に左ボディをヒット
杉田のパンチは左ボディストレートを数発とアッパー1発のみ
(佐藤 優勢)
【2R】
この回は、佐藤のジャブに杉田も打ち返す
ガード越しだが、杉田がこの試合初のフックを放つ
ロープ際揉み合いの中、離れ際に佐藤の右ショートがヒット
その後も佐藤が細かい出入りで距離を支配、テンポ良くワンツーなどで有効打を奪う
終盤も佐藤の足が上回り、杉田空転
(佐藤 優勢)
【3R】
この回は、佐藤が先手で攻める、杉田も返すが佐藤は全て捌ききる
佐藤は、円を描きながらジャブ・アッパーで奇襲、ガード上に1~4連打
終盤、杉田が追い足を強めてアグレッシブにパンチをまとめる
(互角)
【4R】
杉田の圧力攻勢で、近距離の打ち合いが増える
佐藤は中盤以降、出入りを増やしてヒット&ウェイ
終盤、再びの打ち合いは杉田が手数で上回りアッパーなどでヒットを稼ぐ
佐藤も打ち返すがやや不利、ゴング間際に杉田の右ストレートがクリーンヒット
(杉田 優勢)
【5R】
この回も、佐藤の足は止まらず自分の距離、飛び込みの右ストレートをヒット
杉田も詰めて手数まとめるが、佐藤も返して五分
中盤、佐藤の距離から右ストレートを単発で2発ヒット
左アッパーの後、ワンツーをクリーンヒット
この右ストレートで杉田は左まぶたをカット
終盤も佐藤がスピードで完全に支配
(佐藤 優勢)
【6R】
この回の佐藤は、アウトボックスに徹する
杉田は必死に詰めるが追いきれない
捕まえても連打に繋げられず、逆に佐藤がジャブで突き放す
杉田の傷が深くドクターチェック、深そうだが続行
(杉田 やや優勢)
【7R】
杉田がプレッシャーをかけるが、佐藤も自分のスタイルを崩さない
まだ序盤、近距離での打ち合いを経由して…
佐藤の出入りするどいワンツーがクリーンヒット
と同時に再度ドクターチェック
ここでストップ
佐藤 7RTKO勝利
~総評~
ファイター杉田対ボクサー佐藤
序盤から、明確に自分のスタイルを出していった佐藤
勝因は出入りのスピードで杉田に触れせなかった攻防一体のスタイル
強打こそ数発のヒットで終わったが、今回は結果重視で遂行した戦略によるもの
次のステップに進むには、強打者相手でも取れるカウンターが必須か
対して、その出入りに空転させられた杉田
1発の強打に勝るものの力を出し切れなかった感じ
追い足もするどいが、逃げ切られたのは技術差で、序盤様子を見過ぎたのが敗因か
今後、近距離以外の場面で使えるパターンが必要
過去の東日本準決勝で対戦した二人の再戦
その時は2-1の僅差で杉田が勝利したが、佐藤がリベンジした形
今回はタイトル挑戦権と共にライバル同士の意地も懸かっていた試合
両者、気持ちとは裏腹に冷静な立ち上がりだったが、
最後まで勝利への執念が上回った佐藤に軍配が上がった
これにより佐藤洋太は来春のチャンピオンカーニバル出場が決定
敢闘賞も受賞し、賞金20万円GET
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さてさて、過去の嬉し楽しい出来事を思い出し笑いしておりましたが、
今日からは次のステップへ行きましょう
まずは、11/1(日)IMP
今週はこれを盛り上げて行きます
2冠を賭けて戦う、HARD LUCK HERO 王者野中悠樹防衛戦
セミも地味ながら、熱戦を期待できるカード
若手で伸びしろ充分の村澤と中堅から脱却したい田中翔途
互いに負けられない試合
明日にでも、記事上げます
他にも、すでに選手からの購入チケットも入手!
11月も応援しまっす