筑波大学アスレチックスデパートメントのメンバー

 

12月23日、筑波大学アスレチックスデパートメント(AD)のメンバーが竹園の中華料理店(廣源軒)に集まって忘年会をやりました。と言っても、前もって計画していたわけではなく、前日になんとなく「一杯やりますか? 」と声を掛けたところ、なんと総勢11名も集ったのです。この機動力、「さすがです。。」

 

今年4月からADディレクターの任に当たるようになって、9ヶ月が経ちましたが、ホントいろんな事がありました。これまでなら決して出会うことはなかったであろう異分野の方との邂逅やホームゲームの開催、そして外部資金獲得に向けたプランニング。どれも30年以上に及ぶ大学教員生活で経験したことが無いことばかりでした。

 

そもそも我々が所属するADは、米国大学のADをモデルに去年(2018年)の4月にできたばかりのホヤホヤの組織。米国の先進例を参考に、組織づくりや運営に当たってきましたが、ゼロからのスタートとあって、何をどうするのか?常に走りがながら考えてきたというのが実情です。

 

それでも今年4月以降は、昨年度策定したVision, Mission, Valueをひとつひとつ具現化するステージへと移り、成果が求められるようになりました。特に安全安心対策は喫緊の課題であり、トレーナーの配置や大学附属病院との連携、あるいは傷害保険への加入などの施策を次々と実行してきました。とはいえ,私は傍で見守るだけでしたが,,,

 

その甲斐あってか,ADに所属する5チームのうち、男女ハンドボールチームと男女バレーボールチームが揃って全国インカレの決勝に進出し、男子ハンドボールと女子バレーボールが見事全国優勝の栄冠を手に入れました。これは我々ADスタッフにとっても望外の喜びです。

 

ただ、優勝することは目標であって、決して目的ではありません。むしろ、勝利至上主義が行き過ぎるあまり、様々な問題が起きているわけですから、ADが目指すのは、あくまでもスポーツを通した人間形成であり、アスリートの前に学生であらねばならず、「学生アスリート」としての成長を後押しするのがADの役割と自認して活動してきました。

 

てことで、4月以降、大学スポーツの健全化と最大化を目指し、それこそすべてのスタッフが

One teamとして、前例なき状況で、目的達成のため、手探りで進むべき方向を模索してきました。がしかし、ここに来て、進むべき道が少し見えてきたような気がします。よく、何か事を成すのに大切なのは、ヒト、モノ、カネといいますが、やはり最も大事なのはヒトなんです。そして、今宵酒を酌み交わしながら、未来を語り合いましたが,このスタッフとならその未来を実現できそうだという確信が湧いてきました。

 

来年はオリンピック・パラリンピックが東京で開催され、否が応でもスポーツへの関心は高まります。この機を逃さず、大学スポーツのあり方を変えるため、筑波大学ADは来年もOne teamで頑張ります!