ワールドカップラグビー 日本対スコットランド戦
4年に一度じゃない、一生に一度の体験。ラグビーWCにおける日本チーム初のベストエイト進出を決めた歴史的勝利をこの目でしかと見届けてきました。
「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」というキャッチコピー、クリエイターの吉谷吾郎氏(パラドックス社)の発案だそうで、結構グッときますよね。吉谷氏は自身も高校・大学とラグビー部に所属してたとか、、、きっとラグビーに対する強い思い入れがこのコピーに凝縮されているのでしょう。私もこのコピーに触発されて、必死の思いでプラチナチケットを手に入れて、横浜国際総合競技場に馳せ参じました。
この日の試合、とにかく痺れる試合でした。まさに手に汗握るとは、このことでしょう。特に試合終了間際の攻防、固唾を呑んで見守っていましたが、日本がしのいでノーサイドの笛が鳴った時、息するのを忘れていたので、酸欠で一瞬クラっと来たあと、歓喜のパルスが全身を駆け巡りました。
この日本の劇的勝利、日本チームの選手、監督、スタッフ、協会関係者の努力の賜物であることは間違いありませんが、一方で裏方の大会組織委員会の功績も見逃せないと思います。
なにせ、この歴史的勝利を達成できたのは、地元でWCを開催できたことが最大の要因でしょう。そもそも日本開催でなかったら、対戦カードの順番や日程をこれほど日本有利にすることはできなかったし、食事やボディケアを含むコンディショニングに関しても思い通りには行かなかったに違いありません。
ラグビー後進国と言われる日本にワールドカップを招致することは、表に出ていないことも含めて、様々な困難があったと聞いています。しかし最終的にWC大会招致に成功し、ベストエイト進出という大目標も果たせたわけで、きっと大会組織委員会のメンバーは大願成就して、歓喜と安堵に浸っているのではないかと想像します。
興行的にも今大会は大成功のようで、販売可能席数の97%が売れ、入場料収入だけで350億円、総収入は630億円以上が見込まれているといいます。チケットの売上ではサッカーW杯日韓大会の約250億円を遥かに超えたとか、、、
このような興行的な成功を支えているのは、「にわかラグビーファン」の存在であるのは間違いありません。コピーライターの糸井重里さんが言い出しっぺで「にわかラグビーファン」が認知されるようになったようですが、この「にわかラグビーファン」を呼び込むことに成功したのも大会組織委員会の成果だと思います。
冒頭の「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」というコピーもそうですが、「ラグビーはあまり知らないけど、めったに見れないスゴイいお祭りらしいから、行ってみようよ!」とお祭り好きの日本人をあの手この手でその気にさせた大会組織委員会の試みはナイストライ。
実際、試合会場に行ってみると、祝祭ムードを盛り上げる様々な仕掛けがあり、「にわかファン」を満足させる演出満載で、アメリカのプロスポーツを凌ぐエンターテイメント性を体感できました。そして、にわかファンを含む67,000人超の大観衆による地鳴りのような声援が日本チームの勝利を後押ししたのはのは間違いなく、その場に立ち会えたのは、一生に一度の素晴らしい体験でした。
