筑波大学客員教授/株式会社ドーム代表取締役CEO 安田秀一氏

 

自由科目「スポーツが変われば大学が変わる」の第1回目授業の講師として,株式会社ドーム代表取締役CEO安田秀一氏が登壇され,「スポーツ通じた日本の最適化ーOptimizationー」というテーマで講義をされた.

 

講義の冒頭,自らの生い立ちに加え,三菱商事の商社マンとしての安定した生活に飽き足らず,「フルスイングする人生を歩みたい」とドーム社を創業した経緯について語られた.

 

また,今夏の甲子園大会で話題となった投手の「球数制限」や「登板間隔」の問題を引き合いに出しながら,実は日本のスポーツに関わる問題の根源は,140年前のファーマットを今日まで踏襲していること,あるいは時代の変化に対応できず,いびつな状態が放置されているところにあると指摘.

 

仕組みを変えないで問題を解決しようとするのは,アインシュタインの言葉を引用して「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」と断罪された.

 

「欲しいと思ったら何かを変えることが必要」との安田氏の主張に私も共感.

 

では,何をどう変えるのか?その方向性としてビル・ゲイツが行動指針としているOptimization(最適化)を言うキーワードを引き合いに出して,我々が当たり前と思っていることを時代に合わせて変えて最適化する.それも部分最適ではなく全体最適を目指す必要があると熱弁を振るわれた.

 

「スポーツを通して日本を最適化したい」という安田氏の思いは,ドーム社の起業を通して数々の変革を実行されてきた実績に裏打ちされているだけに,私にとって腑に落ちた.