昨日,つくば市総合運動公園基本計画の賛否を問う住民投票(投票率47.3%)が実施されました。

 私も酷暑の中,投票に向かいまして,「賛成票」を投じてきました.

 開票の結果、反対票63,482票,賛成票15,101票と,反対票が賛成票を48.000票余り上回り、
投票した市民の80%以上が「NO」の意志を示したことになります.

 以上の結果を踏まえ,反対派で住民投票を主導した「総合運動公園建設の是非を住民投票で問うつくば市民の会」は,今後,つくば市長に対して「つくば市のスポーツ施設のあり方については、住民参加のもとで根本から検討し直すこと」を要求していくようです.

 一方,賛成派であった「つくば市総合運動公園建設を推進する会」は,少数派でありましたが賛成票を投じてくれた市民に対して,御礼を述べるに留まっています.

 まあ,結果がはっきり出た後で,「いまさら言うなよ!」という感はありますが,一応私見を,,,

 まずは,投票率から,,

 先の衆議院議員総選挙(平成26年12月14日執行)における,つくば市の投票率が56.51%であったことから考えると,昨日のような酷暑の中,47.3%の住民が投票に出かけたというのは,まずまず関心が高かったといえるでしょう.

 そして,つくば市の選挙管理委員会の資料によれば,属性の中で最も投票率(ただし,期日前投票を除く)が高かったのは,「桜地区の女性」の40.85%であったようです.

 超ローカルネタで恐縮ですが,この桜地区の女性」というのは,非常に学歴が高く,教育熱心なママ達が多数を占めるわけで,「彼女たちを投票に駆り立てた」時点で,本事業を推進した市長にとっては,たいへん分が悪かったのではないでしょうか?
 
 不肖,当該地区の中学校のPTAの会長をやった(やらされた)経験から言いますと,いわゆる,土建屋的?,どんぶり勘定的?,男のロマン的?発想は,まったくもって通用しません.

 スポーツ関係者としては,つくば市に公式競技会が開催できるような複合運動施設ができることは望ましいことと思ってはいましたが,投票結果から察するに,場所,予算,運営等に関して,計画が甘いと大多数の市民が判断したのでしょう.

 本住民投票結果を踏まえて,市原市長は「計画の白紙撤回」まで言及したと報じられていますが,もしその方向へ行くとしたら,つくば市民全体にとっては不幸な成り行きと言えます.

 そもそも,つくば市内の小・中学生のスポーツ大会を開催する十分な施設がないという住民の要望から,今回の総合運動公園の建設の計画が持ち上がったわけで,現状が維持されるのでは,問題は残ったままです.

 よって望まれるべきは,中止ではなく,大幅見直しを前提として,新国立競技場同様,機能的で,身の丈にあった,スポーツと芸術の街つくばにふさわしいスポーツ施設となるよう産・学・官が知恵を出しあうべきでしょう.

 幸い,つくばにはスポーツや都市計画に精通した多くの人材がいますし,バックアップしてくれそうな企業もありますので,今回の住民投票を期に,市が司令塔となって叡智を結集するべきと考えます.