
上の写真は、我々が天津滞在中投宿していたホテルから、歩いて10分ぐらいの場所にある
高層マンション群である。
一方、下の写真もホテルから反対方向に10分ほど歩いた場所にある下町の風景である。
どちらを見て、「中国」を判断するかによって、見え方は180度違うと思うのだが、
どちらも現在の中国(天津)を映し出しているのである。
天津に限らず、中国沿海部の都市は、このように超近代的な都市文化と
豊かではなくとも人間味溢れる庶民文化が混在しているのだろう。
そして、そのギャップは日本に比べるとかなり大きいという印象を受けた。
戦後の日本以上に急速に変化する中国のリアリティーに直接触れて、
「中国」という国の見方が、また深化したように思う。


