つくばのノバホールで開催された小野リサのコンサートへカミさんと行ってきました。
うちのカミさん、小野リサや綾戸智恵など、ボサノバ/ジャズ系の女性ボーカルが好きで、今回もつくばに小野リサが来るのを聞きつけて、直々にノバホールへ行ってチケットを予約するほどの熱の入れようで、コンサート当日をとても心待ちにしていました。
最初、3月ぐらいにチケットを予約する時、「6月の7日って空いてる?」と聞かれ、「そんな先の予定なんて分かるわけないじゃん」と内心思っていましたが、日頃家庭を顧みず、家を空けることが多いので、そうむげな返事もできません。
「絶対OKはないけど、なんとか今から空けるようにするよ!」と一様誠意を見せますが、「ドタキャンとかしないでよ!」と釘を刺され、たじたじの状態。
そんな感じで急場をしのぎましたが、案の定、どんどん予定が詰まってきます。
それでもなんとか、17時からのコンサートには間に合うようスケジュール調整をし、当日を迎えました。
予定では、朝ひと仕事して、その後16時まで水戸での講習会に参加し、終わり次第高速に乗れば、ギリギリ、ノバホールには17時に着けるだろうと算段しておりましたが、そういう時に限って、普段は空いているはずの高速が渋滞するのです。
おまけに急におなかが痛くなって、トイレに駆け込む始末で、結局着いたのは、17時30分で、既にコンサートは始っています。
カミさんに怒られるのを覚悟して、係員に誘導されて、席に案内されると、ステージ真正面の前から7列目というベストポジション。
カミさんは、遅れてきた私などには目もくれず、小野リサの歌声にうっとり。そんな感じで、特におとがめもなく、私もコンサートを堪能しました。
しかし、小野リサの歌声って、艶っぽいですねぇ~。
ハスキーで高音になると途切れそうな、か細い声になるんだけど、これがまた妙に色っぽくていいんですねぇ~。
今回のコンサートでは、”-Jazz Standards-”と副題が付いている通り、誰もが知っているスタンダードナンバーを歌ってくれました。
ブラジル出身だけあって、ボサノバのナンバーは18番ですが、独特のまったり・ゆったりしたリズム感と彼女のハスキーボイスが絶妙にマッチングし、ささくれ立った心の殻が少しずつしっとり潤っていく感じがしました。
てなわけで、コンサートは大成功。観客全員が惜しみない拍手を送っていました。
出だしで遅れましたが、カミさんもご満悦で、家庭円満。めでたしめでたしでした。