通勤の道すがら、エキスポセンターの近くを通りかかると、
朝も早いのに広場多くの人が集まり、なにやら異様な熱気を発している。
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 気になって足を止めて見ると、つくばチャレンジ2008なる大きな看板が目に入る。

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 その看板の脇では、なにやらユニークな形をしたロボットらしき物体が置かれ、
たくさんの若者が準備に追われていた。

 いったい「つくばチャレンジ2008」とは何なのか?

 気になって調べてみると、筑波大学の知能ロボット研究室の油田先生が実行委員長となって、
昨年から開催されている、自立型ロボットに関するイベントのようである。

 そういえば、昨年も今頃、ちょうどつくば国際会議場から二宮公園
至る公園通りで、ロボットが歩道を移動する光景を目にした事を思い出した。

 しかし実際には、途中で立ち往生しているロボットもいくつかあって、
まだまだ完全に自立して、外的環境情報を処理し、安全に移動できるロボットを作る事とは
難しいのであろう。

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 今年は、コースが変わって、エキスポセンターから中央公園の東側に沿って
つくば文化会館アルスの前を通り、つくばセンター広場入口のオークラフロンティア
ホテルの脇に設置そた折り返し標識をまわってスタート点まで戻る、
往復1kmの区間となっており、そのコースを2時間以内に自律的に走行しなければならない。

 人間であれば、ゆっくり歩いても20分ぐらいの距離だが、障害物や歩行者を避けながら
進むというのは、ロボットにとっては、そうたやすいことではないのであろう。

 しかしロボットと人間が共生するためには、人間に危害を与えることなく、
自由自在に移動できなくてはならないわけで、このチャレンジイベントは、
ロボットがより身近な存在になるための重要な一歩であろう。