
今回は、私の友人で、スペイン水球ナショナルチーム監督のRafael Aguilar(ラファエル・アギラール、通称:ラフィー)を紹介します。
ラフィーとの出会いは、私が今から23年前にスペインへ水球留学した時に遡ります。
当時私は、大学院1年生で、世界トップクラスの水球のコーチングを勉強したいという一念で、スペインのバルセロナ近郊のTerrassa(テラッサ)水泳クラブで武者修行中でした。
当時、ラフィーは、そのテラッサの水球チームのキャプテンだったのです。
偶然というか、私とラフィーは同い年で、日本から単身スペインへ乗り込んで、右も左も分らぬ私に、ラフィーは大変良くしてくれました。
そして何より、チームの要として、常に手を抜かず、懸命にプレーする彼の姿は、私に感銘を与え、彼からは多くのことの学びました。
その、ラフィーがスペインのナショナルチームを率いて、今夏、北京五輪の事前合宿を日本で行ったのです。
ラフィーが来ているのなら、何をさておいても、駆けつけねばと思っていましたが、あいにく筑波大学の巡業期間と重なって、すぐの再会はかないませんでした。
そして、8月7日に新習志野の千葉国際水泳場にて、スペインと日本のテストマッチが行われる際に、なんとか都合をつけて、ラフィーに会うことができました。
本来なら、「晩飯でも食いながらゆっくり話をしたいところだが、、、」とラフィーに話をもちかけると、「北京五輪で優勝してからにしよう」との返答でした。
ナショナルチームを率いる身としては、当然のことですが、オリンピックが終わるまでは、気の抜けない状況にあったのでしょう。

残念ながら、スペインは北京五輪でのメダル獲得を逃し、5位に甘んじました。
メルボルン世界選手権(2007年)では、3位でしたので、北京五輪での結果は、やや不本意であったと思われますが、私が見る限り攻守にバランスのとれた良いチームに仕上がっており、改めてラフィーのコーチング手腕を再評価いたしました。
同い年であっても,プレーヤーとしても、指導者としても、ラフィーは雲の上の人、私との差は広がるばかりです。
とはいえ、機会を見つけて、またラフィーとゆっくり飲みたいものです。