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 教え子で、現在モンテネグロで水球プロ選手として活躍中の青柳勧くんが、
ワールドリーグ参加のため帰国し、練習の合間を縫って、我が家を訪問してくれた。

 モンテネグロという国がどこにあるのかご存知の方は、少ないと思うが、
水球関係者の間では、たった人口60万人の国ながら、水球で
オリンピック出場を決めた、水球強豪国として有名である。

 青柳君は、これまでスペインのバルセロナ、イタリアのベルガモの水球クラブで
プレー経験を持つが、今シーズンから旧ユーゴスラビアの構成国で、
バルカン半島のアドリア海沿岸に位置するモンテネグロ(日本語で黒い山の意味)の
ブドバというチームで活躍している。

 聞くところによると、人口2万人足らずの小さな街だが、水球が大変盛んで、
運動神経のよい子は、みんな水球をやるといい、日本のサッカー並みの人気だそうだ。

 そんな小さな街なので、、遠く極東の日本から、水球をしに来た青柳くんは、
大変物珍しがられ、かなりの有名人らしい。

 帰国するたびに、律儀に土産を携え、我が家を訪れてくれるが、
今晩も馴染みのない、遠い異国の話に花が咲いた。

 実は、私も今を去ること、23年前に筑波大学の水球関係者としては、
はじめて海外へ水球留学をした経験をもつ。

 場所は、スペインのテラッサというバルセロナ近郊の田舎町。

 20年以上も前のことだが、私にとっては、その後の人生を大きく左右する
貴重な経験となった。

 青柳くんは、水球のレベルで言えば、当時の私をはるかに超えるが、
それでも海外で生活をしながら、水球をする大変さは、今も昔も変わらない。

 海外で、それもプロとして活躍する彼は、学生時代より、
一回りも二回りも成長したように思う。

 今月末に日本代表として、ワールドリーグ戦に出場する予定になっているが、
是非とも活躍してほしいものである。