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『表面科学がスポーツに革命を起こす』第9回市民講座

日本表面科学会から依頼され、大阪府立大学で一般市民を対象に『競泳水着の開発』というテーマで話をしてきました。

会場には、下は小学校2年生から、上は70歳までと、幅広い年齢層の聴衆が100名以上集まり、みな熱心に聞き入っていました。

私は、いわゆる「鮫肌水着」の効果とその科学的背景について開発の裏話も含めて解説しました。

小難しい数式を使ってもしょうがないので、写真や動画を多用して、「分かり易さ」に主眼を置き、話したつもりですが、それなりには興味を持ってもらえたようです。

その証拠に発表の後の質疑応答の時間には、たくさんの質問がありました。

大学で講義していると、一生懸命説明した後、「なんか質問ありますか?」と尋ねても、ほとんど無しのつぶてで、がっかりするもんですが、今日は小学生からも大変よい質問をもらいました。

これってやっぱり「大阪人気質なのかな~?」小学生も物怖じしません。

私の後は、アシックスの西脇さんの講演。

関西人らしく、時折「ボケと突っ込み」を交えながら、面白おかしく、スポーツシューズ開発の表と裏の話をしてくださいました。

内容もさることながら、「つかみが上手い!」。一般人相手にはこうでないとと思いました。

3人目は、明治大学の深沢先生。

氷の表面がなぜ滑るのかをナノ・レベルでの分子運動シミュレーションを用いて解説いただきました。

私もスキーやスケートをする関係上、氷や雪に関しては、大変興味を持っていたので、今まで教科書的に言われていたこととは違う事実を知って大変驚きました。

最後は、理化学研究所の姫野氏。

『魔球を作る』という姫野氏の著書は、私も読んで大変興味を持っていたので、聴衆以上に私も講演を楽しみにしていました。

コンピュータシミュレーションを用いた究極の魔球、『ジャイロボール』の変化するメカニズムに関して、実演を交えて、詳しく説明してくださいました。

最後には、『ジャイロボール』を投げるためのトレーニングツールも披露してくださり、小学生も大変興味を持っていたようです。

今回の講演は、一般人向けということで、それぞれの講演者ともプレゼンテーション方法に工夫を凝らしておられ、私自身も大変勉強になりました。

『表面科学がスポーツに革命を起こす』第9回市民講座
主催:日本表面科学会
日時:2008年3月2日
会場:大阪府立大学学術交流会館

プログラム
1)競泳水着の開発-表面科学で新記録を出そう-
         筑波大学 高木英樹

2)スポーツシューズ開発の最前線
         (株)アシックス 西脇剛史

3)氷の表面はなぜ滑る?
         明治大学 深沢倫子

4)魔球をつくる-科学で究極の変化球を作り出そうー
         理化学研究所 姫野龍太郎