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と、ちょっと海外ドラマ風の始まりにしてみました。

LOST的な。

さてさて、前回までのhidekiは7日前。7月の28日にさかのぼります。
あれ以来消息を絶っていた私ですが、無事に?8月3日に下山しました(●´A`)ノ
道のりは過酷を極めましたが、その分大変美しい山々を見ることができました。

「アンナプルナ」「マチャプチャレ」のベースキャンプが目的地。
さてさて。hidekiくんは無事に辿りつけたのでしょうか。

(今日のブログはクソ長いです。GIVE UP可です。)
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地球の歩き方「ネパール版」に大々的に特集されているトレッキング。
その中でも目をひくのは
マチャプチャレ~アンナプルナ.B.C」周辺トレッキング。

アンナプルナ 8091m、
世界10番目の高さを誇り、その険しい頂ゆえに、
多くの登山者の命を奪っている「キラーマウンテン」。

マチャプチャレ 6993m
ホーリーマウンテンとして未だに登山が禁止されており、
頂上までたどり着いた者はいないそうな。高さはアンナプルナに劣るものの、
その美しい姿から、名峰中の名峰とされている。

○´3`●´3`○´3`●´3`○

ネパールに入国した時からずっと迷ってた。
トレッキング。
「行けば10日前後時間が取られる、けどそれでも行ってみたい!」
心が走りだしたらもう止まらない。

俺が何故ここまで山にこだわるかというと、最高の言葉が見つかったので書いておく。

「行ったことも無いのに、そこに忘れ物をしてきた気がする」

まさにこれ!旅もこんな感じで出ちゃってるんですけどねw

決めたら早い。ラフティングの次の日には登山許可書を取ってきてたし、
『地球を駆ける少年』
不足してるギアの調達や、時間短縮のためのエネルギー食材を10日分買い込み、
パッキングも終わらせていた。

○´3`●´3`○´3`●´3`○´3



出発当日
トレッキングを決めてから2日での出発。

この日はこの1ヶ月ずっと寝食共にしてきたモーリーとながれさんとお別れする日でもあった。
俺は山へ芝刈りに、モーリーとながれさんはガンジス川へ洗濯へ。
こんな別れもいいじゃないか。

宿のスタッフに余分な荷物は預け、バスセンターまで送ってもらう。
行きがけに「Tourist Hospital」を見せられ、安全第一で行こうと心に決めた。

実は出発前に「雨期の山の一人歩きはオススメしない。ガイドかポーターをつけろ。」と
計6回別の人から言われている。それでも拒み続けた理由は
①人に荷物持ってもらってまで登山したくない
②うるさくガイドされたくない。
③死ぬときはガイドがいたってきっと死ぬ。


この時期に全くの一人で来てる人は実際に、俺以外一人もいなかった。
そして強くオススメする。
少しでも不安があったなら、必ずガイドを付ける!
マジであの山はトレックと言いつつも死にますよ。なめたらやばいっす。

とにもかくにも、登山口「PHEDI」へ到着。
一日目は体慣らし程度に5,6時間でやめておこうと心に決めた。
俺の装備はちょいと重めの15キロ。
あまり飛ばすと肩が痛くなっちゃうんだもん♪

※このブログを読んで、このコースのトレッキング参考にしようとしてる方へ
俺はちょっと小洒落たトレッカーを気取っているため、
「地球の歩き方」より2日ほど早くベースキャンプへ到着していますが、
無理はせず。自分に見合っただけ進むのがベストです。
どこの村にもそれなりのゲストハウスがあるので飯と寝る場所には困りません。
次の村までの正確な時間をつかんで、それを元に進退を決めるのが、
最高かもしれないです。


兎にも角にも一日目は「ランドルク-landruk-:標高1565m」まで。
ゆっくり歩いて6時間。
雨季なしからぬ晴天の中、途中美しい山々を見つつのトレック。
真っ青な棚田の絨毯がめちゃくちゃ美しい。その中をひたすら突き進む。
『地球を駆ける少年』 『地球を駆ける少年』
行きがけダンプスからは美しいマチャプチャレの姿が!
今からあんな遠くに行けるのか!という爽快感に襲われる(*´ω`)ノ

ランドルクに到着したのは昼過ぎの2時。
ひと休みし、宿から見える山々を見つつ究極に早めの夕飯へ。

俺はこのトレックで決め込んだことがある。
それは泊まった宿全てで「PIZZA」を食べること。
というのも、地球の歩き方にPIZZAがどうとか書いてあり、
「トレック、しかもネパールで!?PIZZA??何!!お主!やるな!」状態に
なってしまい、この際ベストオブPIZZAを探そうじゃないか!!
という話で(笑)回想録となってしまうが7日で計8枚のPIZZAを食べた。

と、言うわけで早速1枚目のPIZZAへ。
『地球を駆ける少年』
ウム。。。唸るわけでもないが、ただ旨いw

ここはすでに聖域で、もちろん牛、豚系はNG。
そうなってくるとこのチーズは…。
「ヤク」だ!!………ヤクかー。。。。
牛のチーズと比べ固くなるのが早い。
それを除けば、まあ牛と変わらず、と言っておく(笑)

朝早かったことと、歩き疲れに7時には就寝。

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悪夢の2日目。

朝4時に目が覚めた。
未だかつて味わったことのないほどの雷雨。

どのくらいの距離かカウントしてみた。
ピカッ!「いーち。」バーーーーん!!えw
雷が明らかに泊っている村の山に落ちてる(笑)

おいおいおい!!勘弁しておくんなさいよー。

とりあえず朝6時まで待機し、小雨になったところで出発。

崖崩れによって道が寸断されていたり、川が増水して明らかに
道が無くなっていたりと、雨期のアトラクション満載。
ディズニーなんて屁でもないぜ……。

今日の目的地は「チョムロン-chhomrong-:標高2170m」

黙々と森の中を進む。
雨の恵みを受け、生き生きした苔達が岩の上で踊る。
『地球を駆ける少年』
最初は音楽を聞きつつ山を歩いていたのだが、途中から必要なくなった。
森の音を聞いている方が面白かった。
色々自分の旅を回想するいい機会になった。
独り言が格段に増えた。

昼過ぎから日が出てきて、良い心地になってきた。
『地球を駆ける少年』

今日の目的地の手前の村「ジヌダンダ-jhinudanda-」
で昼食をとることにした。この村にはもう一つ目的があった。
それは「ジヌーホットスプリング」。そう!!温泉!!
秘境中の秘境で、川沿いに3個小さい温泉が並んでいる。
ハズだった。

荷物をレストランに置き、タオル&水着イッチョで温泉へ。
片道20分。聞いてねえぞ!!20分って…。

山ヒルに体中を喰われ、サンダルゆえに滑り。
それでもどうにか到着したジヌー温泉!!
『地球を駆ける少年』

思わずダイブ!!「ぬぬ(゚д゚;)ぬるい…。」

他の2つに賭けようと辺りを見渡すが、それらしきがない。
一つは完璧に土砂で埋まっている…。
もう一つはー……崩壊してる…。

後から聞くところによると、
連日の豪雨で山の土砂が洗いざらい持って行ってしまったらしい。
糞だ。いや…糞以下だ。と思いきや!!
本来温泉に滝のように注いでいた口からまだ温泉が出てる!!
「まままっまさか!打たせ湯ってことか!!!!!」
というわけで、至極の一枚。
『地球を駆ける少年』

いやーこればっかりは最高だった。。
ちょっとヌルめだったがお肌スベスベ♪
もちろんこの時期だけあって貸切。ありがたやー。

湯冷めしまくりの帰り道20分。
それでも最高だったなー。
なんというか山登りの醍醐味というか。

そんなこんな3時頃には目的地「チョムロン」へ到着
宿は決めていた。
「ヒマラヤビューゲストハウス」
ジヌダンダで偶然遭遇したここの娘さんが日本語ペラペラで(笑)
PIZZAをオススメされたので即決。

PIZZAを押すだけある…。うめえ。。。。
『地球を駆ける少年』
キジはパリパリ、ペースト上等、甘いオニオンとフレッシュトマト、
たっぷりかかったチーズ。
結論からいいます。ここのPIZZAがベストオブPIZZAでした。
不覚にも帰り道にもまた食べてしまった。。。

今朝の4時起きが効いたのか、またもや7時には就寝。

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あともう少しと奮起する3日目。
この日は距離を稼げるだけ稼ごうと地獄の覚悟。

朝7時発。朝から雨脚がきつい。
増水で溢れ出した川の水が階段を覆い尽くす。
『地球を駆ける少年』
事前にキャンドルでウォータープルーフ化させた俺の靴にバンバン浸水。
途中立ち止まれば立ちどころに熱が奪われ寒くなる。
こいつはいかんと、心を鬼にし、朝食我慢の昼食我慢。
ビスケットを大人食いしつつ突き進む。

視界10mの世界。途中道を見失い、立ち往生。
こんな時は元の道を正確に戻るのがベター。
20歩に1歩程度、ぬかるんだ泥に足をツッコミ足跡を残すと形跡になる。
たどって戻ると、明らかに獣道を行っていた事が判明。セーフ。
ガイドがいるとこの手間は省けるんだけどねー。

雨も止まずの午後3時。「ヒマラヤ-himalaya-:標高2920m」にて宿泊決定。
即行でシャワーを浴びたい、が。
日光による温水化のため、日照時間0の今日などは冷水しか出ない。
バケツ一杯の熱湯をもらい、体を洗う。
これはこれでメチャクチャ気持ちいい。

すでに外気温10度以下の世界。湯冷めは命取りになる。
寝袋を常にかぶり、芋虫スタイルで過ごす。

このトレックで初めて登りの人と出会った。
ポール&キャリー、素敵なカポー(*´ェ`*)ポッ
Canadaから来たそうで、日本人の身内がいるからと、
少し日本語が出来たようなできてない様な(笑)

その夜ももちろんPIZZA。

キジフカフカが好きな人にはオススメだ☆
ペーストも、ツナもいい感じでかかってた。

たまには他の食べ物も見たくなってきたんですけど…的な
リクエストは一切お断りだー!PIZZAバカ一代!

トレッキングを初めてから「超早寝早起き」
普通になってきた。この日も7時には夢の中だった。

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奇跡のトレック4日目

「目的地アンナプルナ・ベース・キャンプ(以下ABC)」まで
大した距離もないので7時半に出発。この日も朝から天気が悪い。
辛うじて雨は振らなかったが、視界が5mもない。
霧が体にへばり付き、ぐしょぐしょになったが、
スターを得たマリオの如く前進。

昼前に「マチャプチャレ・ベース・キャンプ(以下MBC):標高3700m」
へ到着したが、
山など見えるわけもなく、素通りでABCへ向かうことに。

MBCからABCまでは階段も無く、緩やかな上り坂が永遠続く。
まるで天国までの上り坂のようだった。
それでも一瞬晴れた。
さすがに山は見えなかったが、
後ろを振り返ると完璧に雲の上にいることが分かった。

『地球を駆ける少年』

すごいところに来てしまったと思った。
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足の疲労も限界に近づき、まだか?まだか?と見えない先を
必死に見ようとする自分がいた。
まるで人生みたいだと思った。
限界に立たされないと、先を見ようとしない。
あとさき考えず、事を起こして惨事を招く。

そんな自分を見直す旅だったなーと喚起させられる。

山に出て、忘れてた多くの事を思い出すことができた気がする。
「忘れ物を見つけたなー。」とちょっぴり嬉しくなった。

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午後2時。

ふと目を上げると、そこには「ABC」のエントランスがあった。
「着いた。」
『地球を駆ける少年』

4日間、計25時間、標高4130mのベースキャンプに到着した。

最後の階段を登り切ると、宿のスタッフが笑顔で迎えてくれた。

多分メチャクチャ鼻の穴広がってたと思うし、靄で体もぐちゃぐちゃで、
糞寒くて手足は震えてるし、足も豆だらけだったけど、
どんな時の俺よりカッコよかった気がした(笑)
自分で言っちゃうよねー。

ここぞとばかりに日本語で
「俺はここだー」って叫んだら、
宿の人がめっちゃ笑っいながら
「私はここです」って(笑)えw日本語喋れちゃうわけ?w

というような会話をしてるうちに、奇跡の瞬間を迎える。

急に吹き始めた突風に体がよろける。
風に背を向けると、なぜか温かい。
「太陽だ!!」
振り返るとそこには堂々としたマチャプチャレ峰がそびえ立っていた。

『地球を駆ける少年』

この後アンナプルナも顔を出したが、ほんの3分の奇跡だった。

今日第一番に到着した称号として与えられるルームナンバー1。
その後5人が見事ABCへたどり着いたが、
ヒマラヤで出会ったポール&キャリーは居なかった。

その日の夜ももちろんPIZZA!!!
『地球を駆ける少年』
まあ普通。山の上にしては上出来すぎる。
一味違うものといえば、水。
俺はこの山を登る際、
山の水をそのまま戴く事が山へのリスペクトだと思い、
この4日、ノーフィルター、ノーボイルのNGとされる水を飲んできた。
ところが、体に合うのかお腹を崩すどころか調子がいい。
特に、ここABCの水は標高7000m急の山々が集めた水。
ひと味も二味も違う。とにかく甘い。

汲んですぐの水。
『地球を駆ける少年』

白く濁って見えるが実はこれ小さい気泡。
口当たりが実にマイルドで硬水とは思えない。
最高の頂き物をしたなーと小さく感動する俺でした。

この日は夜にかけて天気が大きく崩れ大雨に。
やはり極寒。ここで登場したのがヒーターシステム。
『地球を駆ける少年』
見よ!この無骨さ。まあ一見アナログこたつ的な(笑)

燃料タンクの横からボーボー火が出てくるこれがヒーター。
この中で洗濯物を乾かしたりするのが主流。
一人100ルピー5人くらいでシェアして3時間ほど使える。

この日もやることなく、連日同様7時には寝てた。

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のんびりしちゃった5日目(*´ェ`*)

朝起きるとまだ6時。
外に出ると昨日到着した女の子が日の出を待っている。

俺もそれに付き合うことにした。晴天とは言わないものの、
朝焼けに染まるアンナプルナ。
『地球を駆ける少年』
次第に明るくなってきて、6時20分。
マチャプチュレの東から日が昇る。
『地球を駆ける少年』
こんな日の出見たことなかった。
山から出た日はまっすぐ俺の足元まで伸び、
凍えてた体を温めてくれる。
太陽ってこんなに暖かかったんだなと感動した。

昨日来た5人は8時には山を降りていった。
俺はもう一日ここにとどまることにした。

ABCにて一日休息。着るものもなかったから洗濯したり、雑務。
心地いい陽気に助けられて、2,3時間で洗濯物も乾いた。
『地球を駆ける少年』 『地球を駆ける少年』

昼時までのんびりしていると、ポール&キャリー到着!!
お互いに健闘を讃え合い、三人で昼飯を食べることに。

PIZZAの一件を話すと、「実は…」と語りだす。
「実は昨日、ヒマラヤでヒデがPIZZAを食べてるのを見て、
俺達もMBCで我慢できずに昼飯を食べてたら天気悪くなって…。」
MBCで一泊したらしい。
ちなみにMBCのPIZZAはそれなりらしい。

今日は夜に到着したインド出身カナダ人の親子と合わせて宿泊者5人。
夜に何かゲームをしようということになり、
ジャパニーズカードゲームを教えてくれと言われ考えた末、
「大富豪」を教えてきました。
ものの10分でみんな出来るようになり、真剣勝負が始まります。

「大富豪」の役割に英語の名前が必要だと色々考えた末、
「キング」「クイーン」「NP(ノーマルピーポー)」「プア」「ベガー」となり。
当然日本代表ヒデ、真剣に彼らを打ちのめします。
彼らも熱くなってきており、俺を倒すまでやめない覚悟。

この勝負2時間ほど続きました。


夕食後、親子に色々とインドのことを聞いたり、ポール&キャリーにCanadaの見所

を聞いたりと、やることはつきませんでしたが、明日を考え10時には就寝。
最高に楽しく、愉快なABCライフとなりました。

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6日目。下り坂。スーイスイ。

のはずが……「兄さん、事件です。」

何も無く、無事に下山♪と言いたかったのですが。
実は遺恨を残してしまい。
6日目もあと少しというところで、犬と臨戦態勢に突入

相手は右足を狙ってきたのに対し、こちらは左足(利き足です)で犬の顎めがけキック。

俺自身自分の足に名探偵コナン並の破壊力があるなど知らず、
相手も一撃ノックアウトで倒れてましたが、
気づくと俺の右足からも完璧に血が出てました。

やられたーという感じでしたが、
なぜかそれでも飼い主が何かネパール語で怒っていたので
「ポリスに行くか!?」というと静かになってました。
噛む犬放置はイカンぜよー。

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という訳で、急遽里帰りする羽目に。。。
温泉巡りを諦め7日目ポカラへと戻ってきました。

そして下山翌日、無事「狂犬病の注射1回目」を打ってきました。
日本での予防注射が功を奏して、2回接種でOKだそうです。
ああ、因みにこの注射クソ痛いのでご注意。噛まれる以上に痛いです。


安心なされよ。
満月の夜にヨダレを垂らし、噛み付くことなどないそうですので。
聞いた俺もアホだった。医者も爆笑しておったわ。

というわけで、ここまで読んで下さった方お疲れ様でした。

ひでき8月4日までの究極クソ長いブログでした。