遠隔で霊視する時のことですが、その同調の手段として、写真を使ったり、お名前を訊ねたり、現場を頭の中でイメージしてもらったりするのでしょうか。霊界では、「時空を超越する」ということなのでしょうが…

写真を使うということは、コンセントレーションが早くなるのです。
例えば、娘さんのことで、色々と悩んでいらっしゃる。「ちょっと、娘さんのことを想念してください」そうしてますと、だんだん、だんだん、おぼろげに浮かんできて、最後に全体像が観えてくるものです。ご相談が病気のことでしたら、目をつぶったまんまで、患者さんに想念を向けます。すると、患者さんの身体が、レントゲン写真を見ているかのように観えてくるのです。パーっと全体像が観えてきて、次に、身体の中が観えてくる。そういう作業なんです。
ところが、この場合に写真があると、観えてくるまでの時間が非常に早いのです。パッと出てくる。このことに気が付いたのは、九三年頃だったでしょうか。それからです。「写真を持って来てください」とお願いするようになったのは。
非常に時間が短縮できます。

僕らが見れば、写真もただの紙なんですが、ここにやはり、情報が入っているということなんでしょうか。
情報と言いましょうか、「すべてのものが、すべてと繋がっている」と言う表現は如何でしょうか。写真という、紙に過ぎないものだけど、これもやはり、皆さんの一部だと考えられたらいいと思います。
写真を使っての遠隔医療が、実際どのように行われているのか?それについては、具体的で面白い話があります。
僕が、写真を手にして、遠隔を始めましたら、「おじちゃん(僕のことですよ)の前に、白い煙のようなものが出てきて、煙が人の形になって横たわった。そして、その、人の形におじちゃんが何かやっていた。しばらくしたら、おじちゃんの頭の上に、おじちゃんとは全然違う、ひげのなが〜いおじいさんが出てきた。そのおじいさんの前にも、下の白い人から、別の白い人の形ができてきた。おじいさんも、上の白い形に何かやっていた。だから、おじちゃんと、ひげのなが〜いおじいさんとが、二人で、二つの白い人の形に、何かやっていた。そして、ひげのなが〜いおじいさんが、おじちゃんの中に戻ったら、上の白いものも下の白いものに戻った。最後に、おじちゃんの前の白い人の形が消えて、写真の治療は終わったんだよ」
彼は、そのように説明してくれました。
ロスアンゼルスのY君も、まったく同じことを言ってくれてます。違うことが一つだけありました。「白いものが出てきて、山村さんが治療している。そして、山村さんの中から、もう一人の山村さんが出てきて、山村さんが二人になった。二人の山村さんが、二人の白いものに何かやっていた」ほとんど同じ証言ですよね。僕の上に出てきたのが、おじいさんか、僕の違いだけであって、まったく同じでしょう?
このように、子供たちにはちゃんと観えているんですね。
だからといって、白いものは写真から取り出したものではないと思うんですよ。でも、なぜかしら、そういうことも起きるのです。
例えば、「家の中がどうも変だ」ということで、治療の会場から、ご自宅に向かって遠隔で浄霊をする場合があります。
その時は、皆さんに家の状況を想念して頂いて、その想念を通して浄霊をいたします。想念して頂きますと、家の様子がありありと分かります。そこで、僕の意識を家の中に持っていって、そして浄霊をするのです。そう言われてみれば、言葉で表現するというのは難しいですね。

難しいでしょうね。
でも、確実に、何かで、全てが繫っています。写真がなくても、必要な情報が入ります。写真を観て、「この人、ここが悪いね」と言うと、ほんとうにピタリと当たっていてびっくりされることもあります。
「え!分かるんですか?」なんでわかるんですか…、それを説明するならば、写真を観ていると同時に、その人のオーラを観ているのです。写真にオーラが全部写っています。
例えば、普通の人が見たらただの写真でも、そこに人が立っているのが観えることがあります。いわゆる心霊写真ですね。普通の人には観えないのに、僕には観えてしまう。こんなことからしても、写真には、いろんな情報が全部入るんじゃないでしょうか。入ると思います。それが見えないだけであって。
非常に難しいテーマですね。

人間が理解するのは難しいことですが、それでも、ちゃんとした霊的な法則によって繫っていくんでしょうね。例えば、霊界側の人達がうまいこと操作してくださっているとか、

そうですね。僕自身か観ているのではないと思うんですよ。全部「観させられている」と思っています。「気づかされる」と思っています。だって観たいと思わないんだもの。それでもフッと出てくる。例えば、皆さんのオーラを観ようとして意識を集中しましたら、皆さんのオーラが観えます。しかし普段は観えません。でも、患者さんとして、僕の前に座った瞬間に、その方のオーラがポーンと飛び込んでくることがある。僕は観たくないのに…。で、そのオーラを観ていると、悪い処、原因がわかるんです。オーラというのは、絶対ウソつけないんですよ。