「てつがくっぽいの」というテーマで、今まで108回書いてきました。

ちょうど仏教でいうところの、煩悩の数と同じです。

私はひたすら、煩悩を吐き出していたのでしょう^^。

だいたいのことは吐き出したような気もします。


108回書いてきたものの、いろいろ書いてきたなんてことは無く、

書いてきたことは最初から最後まで、飽きもせずにひたすら

「当たり前」のことについて書いてきました。

どこの国の、いつの時代の、どんな人にでも妥当する当たり前に

ついてです。


当たり前すぎるテーマを、当たり前すぎる理屈で書いてきたのですが、

どういうわけか、結論はおよそ一般的な「アタリマエ」とは

正反対のことになってしまいます。

したがって、このブログ。「読んでも意味がわからん」という人が

かなりの割合でいらっしゃいます。

反面、すごくわかりやすいとか、ストンと腑に落ちるとおっしゃる方が、

たまにですが 確かにいらっしゃいます。ありがたいことです。


ですから、最初に断わり書きで

【わかるひとにはわかるけど、わからないひとにはわかりません】と

してあります。

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ブログに書くこと、いつ考えているのかと訊かれたことがあります。

時事ネタを書くわけでも、何かの調べ物がいるわけでもなく、

アタマ一つあればできることなので、四六時中ではないけど、いつもです。


しかしそれは、言葉に変換して、わかりやすい表現を推敲することに

時間を費やすだけであり、表現以前の意味を考えるのは、一瞬のことです。

実は誰でも、考えるということは、一瞬でやってのけているんです。

わかるときは、「あ、わかった!」と一瞬でしょ。そのときのことです。

人は考えるとわかるということを、同時に一瞬でやっているんです。

というより、やってくるのです。考えが。いわゆる、閃きです。

それに理屈をつけて、ああだからこうというのは、実はあとでとってつけて

やっている事なんです。理屈よりも答えが、意味が先にやってくる。

それが、「考える」ということの、誰もに共通している過程なのです。


私が閃くのは、大体の場合は入浴中です。

情報量の少ないフロ場でリラックスしていると、意味が突然やってきます。

それを忘れないように、私は風呂場にペンとノートを持って入ります。

おかげで私の入浴時間は、いつも1時間ぐらいかかります。