井上さん長い間お疲れ様でした(久光戦) | 福永英樹ブログ

福永英樹ブログ

歴史(戦国・江戸時代)とスポーツに関する記事を投稿しています

 東レアローズのVリーグ2023/24レギュラーラウンド最終戦は久光との対戦でしたが、ブロック力と攻め手の差が出てストレート負けしました。最終通算成績8勝14敗(第8位)


0‐3(16‐25、16‐25、20‐25)


■東レ・先発オーダー

ヌワカロール タナパン 吉野

深澤  大崎   関

L松岡・中島


■東レ・セットごとの出場選手

井上ー□ー

タナハン■■■

関 ■■■

吉野■■□

真鍋ー□□

大崎■■■

深澤■■■

ヌワカ  ■■■

古川ー□□

谷島ーー■

川副□ーー


■東レ・主な個人得点数

深澤13、ヌワカロール10、谷島9、大崎3、タナパン2、吉野2


■戦評・感想

 第1セットは長岡のノータッチエースを機に序盤リードを許します。久光はヌワカロールのような突出したポイントゲッターこそいませんが、攻め手が多彩な上にシステムがしっかりしたブロックがあり、中盤どんどん引き離されます。終盤はサーブミスやヌワカロールのスパイクも決まらなくなり、大差でこのセットを先取されます。第2セットはスタートからヌワカロールも関もまるで集中力が切れたようにミスが続きますが、深澤がスパイクで必死に食い下がります。しかしデータに裏付けられた久光のブロックは強固で、次第にブレイクをとられるようになります。終盤既に引退が発表されている井上奈々朱選手が途中出場しますが及ばず、またもや大差でこのセットを連取されました。谷島がスタメンに入った第3セットでしたが、早速マークされてミスが出ます。ただ深澤谷島の若いレフトコンビは、集中力と気迫だけは失っていないように見え、中盤にかけて再度久光に食い下がります(この姿勢は必ず先へ繋がっていくに違いありません) しかしヌワカロールがさっぱり不発で、苦しかったシーズンの最後の試合はストレート負けとなりました。


 久光は昔からサーブはそれほど強くないため、今日はNEC戦のような下克上を楽しみにしていたのですが、やはりレセプションが崩されました。また既に来季へ向けてのチームや選手それぞれの行き先がイメージされているのか、井上さんのVリーグラスト試合だというのにあまり覇気が感じられませんでした。さてSVリーグへ申請し3月末に採否が決まる東レアローズ女子ですが、聞くところによれば会社の業績が必ずしも良くなく、参戦できても昨シーズンまでのような陣容を整えるのはかなり困難なようです。今季もギリギリの14人揃わない試合も複数ありました。ただそのような中で最後までやりきった選手たちはもちろん、支えてくれた管野GM越谷監督を初めとするスタッフの皆さんには心からお疲れ様と感謝を言いたいです。また井上さんは東レでは数少ない移籍選手でしたが、技術的にも人間的にも「非常に出来た方」で、若い選手たちがどれだけ救われたかわからないと思います。本当に長い間お疲れ様でした。ありがとう! またSVリーグ申請の結果が判明したら記事にします。