CGセミオーダーメイド作品

 

CGにペンで加筆するアートがあるのですが、この作品はCGを数種類の中から選んでいただき、その方用にカスタマイズする、オーダーメイド作品です。

 

この作品の誕生の経緯を少し書いてみます。

 

直観で絵を制作するようになって、多くの方に見てもらうことが多くなってきたのですが、作品のバリエーションが欲しいと感じることもあり、それまで描いていた、パステル、色鉛筆、アクリル絵具、墨に続いて、やっと思うように使うことができるようになった、PC(Mac)を使って絵を描くことができないか、チャレンジすることを思い立ちました。

 

手描きの絵をPCに取り込んで、画像を使うということは、グラフィックデザイナーであるパートナーがすでにやり始めていてくれたのですが、PCで作画をどこまでできるか、トライしてみたくなり、試行錯誤しながら作成してみました。

 

最終的に行き着いたところは、PCだけの作画では、どうしても描ききれない感覚が残ってしまいました。これは、直観的に受け取るエネルギーをPC上だけでは表現しきれないというジレンマを抱えることになり、手描きのときの、様々な存在の協力という部分で、空気、筆、水、紙というアナログな実の存在の協力の部分が欠けていて、実の部分でのエネルギーの定着ができないからだという考えに至りました。解決策として考えた方法が、PCでのデジタルアートを印刷したものに手描きで加筆することで、エネルギーの定着を可能にすることでした。

 

CGの段階では未完成でも、この手法であれば自分の感覚の中でOKを出すことができたのです。そうすることで絵を対象とする特定の方に向けて、ストレートにエネルギーを描き現すことが可能になりました。選んでくださる方も、まったくのお任せでどのようになるのかという不安なく、ある程度の絵の雰囲気は、予測してもらえますし、数種類のバージョンから好みを選べるようにできることで、ある意味の安心感を持って、ご注文いただけるという絵画と位置付けることができました。

 

それまで個人用としてオーダーメイド作品を作成するには、墨とアクリル絵具を使ったカラーのどちらか選んでいただいて、後は、信頼していただき、お任せで作成することしかできなかったのですが、欲しいという方に選択肢が増えたということになりました。

当時、直観で作成する場合、まったくのお任せで作成するため、最終的にどのようになるかは、自分でも全く予測できなかったため、そのようなオーダーメイド作品の作成方法をしていました。今でもこの予測不能な部分は、大きな部分を占めています。直観的予測の部分で事前にわかる場合もあるにはありますが。。。

 

CGアートの特別な点は、数点の中から依頼してくださるということが、その絵のエネルギーを受け入れてくださるという、了解を得ることにつながり、また、実際に依頼してくださる方向けのエネルギーを描けるので、大きなエネルギーの共鳴が起こるようです。現象的には、歓びのお声を聴かせていただくことになり、見た瞬間から涙があふれだすということになるようです。受け入れるか受け入れないか、心を開けるか開けないかで、絵を見て感じたときの共鳴現象は大きく変わってしまいます。

 

他の作品はコチラからご覧になれます。

 

直観で絵を描くというもとにある、描き手の気持ちとすると、見る方にとって気持ちのいい、お役に立てればという思いから始まっていますので、このオーダーメイドCG作品は、とても絵をエネルギーとして受け取ってもらいやすいカタチとなっていると思います。