大規模修繕工事の大きな工事項目として、屋上防水、塗装、シール、タイル等、長寿命化の材料と工法が出て参りました。また、それに伴い長期保証も行われつつあります。期待耐用年数=保証とはなっていない部分ももどかしいです。

一般仕様と長寿命化を比較すると、どの部分にメリットを感じるか、最終的には管理組合の方の考え方によると感じています。

〇一般仕様のメリット

・一般的であり経験値が高く、品質等安定しコストパフォーマンスに優れる。

・1回あたりの施工金額がリーズナブル。

・一般的には、屋上防水10年、外壁塗装・シーリング・下地補修5年、鉄部塗装2年程度の保証となる。

・一般的な修繕サイクル12~15年毎にリフレッシュされる。

〇長寿命化仕様のメリット

・屋上防水15年、外壁塗装・シーリング・下地補修10年、鉄部塗装3年程度の保証となる。

・修繕サイクル15~18年毎と大規模修繕時の煩わしさが無くなる。

〇長寿命化仕様のデメリット

・一般仕様と比べ、1回あたりの施工金額が割高になる。