村松徳一は、無口だ。
もちろん何かを聞いたら答えるし、くだらないジョークに付き合ってくれる柔軟性も持っている。
けれど、率先して多くを語ることはしない。
きっと言葉だけでは伝え切れないものが自分の中にあることに、彼は気づいている。
歌うことでしか届けられない何かがあることを。
岩手県宮古市出身、26歳のシンガーが奏でる星を巡る4つの短編は、どこまでもシンプルで奥行きのある歌とギターで描かれている。
デジタルという波に乗って東京とN.Yを行き来したレコーディングでは、明るい場所では見ることの出来ない音楽という星の光を探して、僕たちは暗く澄んだ夜を目指した。
かつて宮沢賢治が夢見たイーハトーブの星空への憧憬は、時を超えて今もここに生きている。
9月26日にリリースされた村松徳一(むらまつとくいち)の「星めぐりの歌」。
これは僕がプロモーション用の資料のために書いた文章です。
今まで本気で向き合わなかった仕事なんてひとつもないけれど、この作品は自分にとって特別なものになると思います。
とにかく、聴いて欲しい。それだけです。
星めぐりの歌
1,400円
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久しぶりのバンドプロデュース、sugarclipの「日焼けのあと」も配信開始しました。中心人物のボーカル、ひとみと曲のテーマを見つけることから一緒に進めた作品です。カップリングは大貫妙子さんのカバー「海と少年」。
ディレクターと話す中でふと思い浮かんで提案したら、なんとひとみのお母さんが大ファンで、いつか大貫妙子さんの曲をカバーして欲しいと言われていたという話を聞いて、不思議な縁を感じました。
各配信サイトでのダウンロードはこちらから
https://ssm.lnk.to/hiyakenoato
sugarclipのひとみさん、そして村松徳一くんともに僕の今年のバースデーライブに参加してくれてとてもうれしかったです。
全く違うタイプのアーティストですが、どちらも自分のプロデュース作品として自信を持ってリリース出来る、本気の仕事。
自分が今までちょっとづつ積み重ねて来たことが、新しく生まれる作品の役に立つことを実感出来るのはとてもうれしいです。これからどんな展開が訪れるのか、楽しみにしています。
何卒よろしくお願いします。