ボーっとしています。この二日間の密度があまりに濃かったせいか、いろんな光景が断片的に頭の中に浮かんで来てしまい、気がつくと5分くらい経ってたり、コーヒーを飲もうと思っていれたまま忘れていたりするので困ったもんです。今カップヌードルを作るのはかなり危険なのでやめることにします。

24日のライブはすごいメンバーが集結していた事にあらためて放心状態に。いま思うと、すごいを通り越してちょっと怖いです。そしてクリスマスイブだというのにあれだけのミュージシャンを集めてしまう伊藤銀次という人のすごさも再確認。

いつでも僕たちを楽しい気持ちにさせてくれる杉真理さんと松尾清憲さん。
どんなステージでも自分の世界を作ってお客さんを魅了してしまう久保田洋司さん。
ベースをギターに持ち替えて、シンガーとしての魅力を見せてくれた井上富雄さん。
ミュージシャンから絶賛を浴びるトーンを奏でてくれた青山陽一さん。
そして長田進さん、佐藤奈々子さん、古田たかしさんの縦横無尽な即興セッションなどなど。
いろんな光景が浮かんできますが、こればかりはもうなんと説明していいのかわからない、ライブならではのもの。佐野元春さんからのビデオメッセージも届き、まさに宝箱をひっくり返したような空間になりました。

ぶっつけ本番で披露した杉真理さんと僕が一緒に作った新曲「Stay Silver」も、銀次さん、そしてみんなから絶賛してもらえてうれしかったです。この曲は二日間で作った特急仕上げのプレゼント曲だったんですが、杉さんならではのユーモアとウィットに富んだ詩が最高でした。「銀シャリ」と「銀閣寺」という言葉が出てくる曲なんて、日本のPOPs史上初なんじゃないかと。いつかレコーディングしよう、ということになったので、実現に向けてがんばろうと思います。


最後にサンコンJr.さんを迎えて銀次さんが歌ったウルフルズの名曲「バンザイ~好きでよかった~」、そして村松邦男さんが「あのイントロ」を弾いたシュガー・ベイブの「DownTown」。みんなが世代を飛び越えて、音楽で繋がった瞬間でした。

自分が無事に還暦を迎えられる時が来たとしても、果たしてこんなイベントを作れるだけの事が出来ているかどうかわかりませんが、本当に楽しそうに音楽をやっている銀次さんの姿を見て、まだまだやるぞ、と気持ちを新たにした夜でした。

冒頭に僕が歌った曲「Happy Birthday&Merry X'mas」は、ずっとみんなの思い出に残るようなイベントになるよう願いを込めた曲でしたが、自分自身、忘れられない夜になりました。
参加してくれた素晴らしいアーティストのみなさん、そして最高のオーディエンスに感謝しています。

そして翌日はBOXのライブへ。武道館と大阪城ホールという大舞台を経てますますクオリティーに磨きのかかったバンドサウンドは、僕にとって最高のクリスマスプレゼントでした。
来年はuncle-jamとのジョイントライブを約束、一緒にステージに立てる日を楽しみにしています。いい曲をたくさん作って挑もうと意気込んでます!