ダフ屋のお話 | hidekazu-ogiyaのブログ

hidekazu-ogiyaのブログ

後期高齢者のへそ曲がりなつぶやき

 2019年6月不正転売禁止法により興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨が表示されたチケットの転売が禁止されました。

 私はプロ野球のシーズンシートを妻と一緒に行くために2席を購入しています。この法律を受けて球団では、ネットのチケット再販サイトで公認のリセールを認めることになりました。

 しかし・・・・今年のことですが8月に妻が入院したため、入院翌日の試合は私一人で行くことになりました。急なことですので友人・知人に案内もできず、またリセールサイトに載せることもできないことから1人で行くこととしました。

 球場の近くの公道で、ダフ屋が「余っている券買うよ!チケットない人有るよ!」と声を掛けていたのを思い出し、「違法だけど1回くらいいいか」と思い妻のチケットを持って家を出ました。

 その日もいつものダフ屋が声を掛けていました。思い切って、チケットケースに入れたまま無言でダフ屋に差し出しました。ダフ屋も無言でウエストポーチからお金を取り出し私に渡します。受け取った私はその金額にびっくり。渡してしまっているので戻れません。金額はなんと300円でした。

 試合が始まるころ、私の隣の席に40代男性が着席しました。私は思い切ってその男性に声を掛けました。「失礼ですが、その席いくらで購入されましたか?」、男性「6,000円でした」、えっ!に、男性「この席で6,000円ですから普通じゃないですか」 内野の前から3列目ですけど、暴利ですよね。さすがダフ屋。仕入れ300円、売値6,000円、5,700円の利益。1日2枚さばければ、2日は暮らせますね。捕まる不安を抱えての仕事なので、こんなものなのかも知れません。

 今後一切ダフ屋と関わらないことを肝に銘じました。