まずはオープン戦の結果から
2月28日 対福岡ソフトバンクホークス
●3-4
2月29日 対オリックスバファローズ
☔雨で中止☔
3月2日〜3日 対千葉ロッテマリーンズ
2日 ◯4-1
3日 ●2-6
練習試合 3試合1勝2敗
※ここからはオープン戦
6日〜7日 対北海道日本ハムファイターズ
6日 ☔雨で中止☔
7日 ●1-7
9日〜10日 対横浜DeNAベイスターズ
9日 △2-2
10日 ◯3-1
12日〜13日 対中日ドラゴンズ
12日 ◯2-1
13日 ○3-2
15日〜17日 対福岡ソフトバンクホークス
15日 ○4-1
16日 ●1-2
17日 ●3-9
19日〜20日 対広島東洋カープ
19日 ◯3-1
20日 ◯6-5
22日〜24日 対東京ヤクルトスワローズ
22日 ●2-3
23日 ●0-3
24日 ●3-5
オープン戦 13試合6勝6敗1引き分け
【全体の感想】
2桁得点も2桁失点も無かったことから考えると、今年もまた「投高打低のシーズン」になるだろう。だからこそ打撃陣の奮起が無いと厳しくなる。チャンスに点が取れなかったから去年のライオンズは苦戦を強いられた。他球団の投手のレベルが高いだけに打撃陣の底上げは難しいところだが、打線が点を取るべきところで確実に取ることをしないと苦戦を強いられる。打撃陣が稼いだ点を投手陣が守り切るパターンで乗り切るのが最善だろう。
【投手陣】
先発投手陣はエース高橋光成が肩の張りで二軍で調整しているが、今井達也、隅田知一郎、平良海馬、松本航、與座海人に加え、新人の武内夏暉で回すことになりそうだ。高橋光成が不在なので松本航には特に期待したい。今シーズン前半はホークス戦が多く組まれている。松本はホークスが苦手なようだ。そこで貯金を作らないと先発投手としての立場が苦しくなるだろう。高橋光成もそうだが、中継ぎに適性を感じないだけに先発投手としての息長い活躍していくしかない。松本には苦手克服でキャリアハイの成績を挙げてほしい。松本の活躍で優勝に近づけられるのだから。また、エース高橋光成の復調を待ちたいが、高橋光成には万全にして戻ってきてほしいところだ。
甲斐野央の加入により厚みの増した中継ぎ・抑えも面白い。甲斐野央、アブレイユ、増田達至が好調でこの3人が勝ち試合に名を連ねるだろう。それだけではない、佐藤隼輔、田村伊知郎、糸川亮太、本田圭佑、水上由伸、ヤン、豆田泰志も控えているので高いレベルでの争いになるだろう。大崩れはしないだろうが、勝ち試合の顔触れが不安定だと優勝も難しくなる。打線もそうだが、中継ぎ・抑え投手がカギを握るとみる。
【打撃陣】
ヘスス・アギラーは活躍してくれるのは間違いないとみていいだろう。ホームランよりもチャンスで打てるタイプとみている。愛されていたマキノンを退団させてまで獲得した選手であるから期待しないほうが間違っている。低空飛行の打撃陣の軸としてチャンスに打点を稼いで勝利に貢献してほしい。
捕手は古賀悠斗を軸に、炭谷銀仁朗と柘植世那を使い分けることになるだろう。以前、古賀と柘植世那で高いレベルでの争いに期待していたが、どうやら現段階では古賀に分があるようだ。炭谷が入ったことで古賀、柘植、古市、牧野のレベルアップが期待できそうだ。リードやインサイドワークは実戦を積まないと意味がない。炭谷の経験を若手捕手が聞き入れて実践出来たらライオンズの未来は明るくなるだろう。
内野手は源田壮亮と外崎修汰の二遊間、一塁のアギラーは安泰だが、今では三塁手争いが面白い。中村剛也の定位置だったポジションに元山飛優、佐藤龍世、ブランドンの争いが出てきたのだ。この中で抜け出せるのは誰か、とても楽しみだ。
外野手は金子侑司、西川愛也、若林学人でいくことになりそうだ。二軍にいる蛭間拓哉と長谷川信也、鈴木将平を含めた戦いがまだまだ続きそうだが、この3人にはシーズン通した活躍に期待したい。
特に金子にはラストチャンスとして取り組んでいただきたい。1番打者として期待されているのに、いつの間にか9番打者が定位置になっているのがお決まりになっているからだ。9番打者に定着しているだけならまだしも、いつの間にかレギュラーから外れているのが定番と化しているのが納得出来ない。一昨年の沖縄開催の試合でオーバーランで刺されて試合の流れを変えてしまった試合があったが、母が「西武は中堅どころがだらしない。栗山、おかわりは頑張っているのに。外崎、山川、金子!もっとしっかりしろ💢」と怒っていたが、外崎は頑張っているのだが妙に納得してしまった自分がそこにいた。金子はもう言い訳出来ない。ダメならユニフォームを脱ぐという強い気持ちを持ってほしいし、通年での活躍期待している。
【リーグ優勝の可能性】
0ではない。松井稼頭央監督次第であり得るとみている。辻発彦さんなら間違いなく優勝すると言い切るが、去年の成績、監督の拙い采配を見ればとても優勝するとは言えない。去年と同じことをしていたら途中解任するだろう。
後藤オーナーが珍しく補強資金を出すとまで言い切ったこともあり、アギラー、コルデロ、アブレイユ、ヤンの新外国人選手だけでなく、宮川哲とのトレードで獲得した元山飛優、さらに昨年わいせつ容疑で謹慎していたのにFAで年俸アップを勝ち取りホークスへと出ていった奴山川穂高の人的補償として獲得した甲斐野央などの新戦力に魅力を感じている。私の周りにいる他球団のファンも優勝するかもと期待してみてくれているぐらいだから期待せずにはいられない。だからこそ松井監督の手腕にかかっているのだ。ダメなら伊原春樹氏以来の途中解任だってありうる。
松井監督の進歩が見られるか、それが優勝への最大のカギだ!
【追記】ブランドンが支配下登録され背番号66になった。怪我が無ければサードのポジション争いに勝てる力がある選手である。新たな活躍に期待したい。