2012年7月1日、14時30分キックオフ
プレナスなでしこリーグカップ2012 powered by クリクラ グループA第2節
アルビレックス新潟レディースvsジェフユナイテッド市原・千葉レディース
場所、魚津桃山運動公園陸上競技場

スターティングメンバー
アルビレックス新潟レディース
---------17久保田麻友-------
6山崎円美---10上尾野辺めぐみ---24佐伯彩
-----16斎藤友里---5川村優理-----
2山本亜里奈-3北原佳奈-13中村楓-11平井咲奈 
---------1大友麻衣子--------

控え:21諏訪江利乃、23若林美里、7中岡麻衣子、15中村早樹、19児玉桂子

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
----18山本菜桜美---8深澤里沙------
9筏井りさ----19保坂のどか----15河村乃里子
---------20柳井里奈----------
5細川元代-4高橋佐智江-7河村真理子-24千野晶子
--------17山根恵里奈----------

控え:1船田麻友、28安田早希、10花桐なおみ、25島田綾子、23清水由香
※28安田早希は下部組織チーム登録選手

結果
アルビレックス新潟レディース 3-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

得点者(カッコ内はアシスト)
新:5'山崎円美(上尾野辺めぐみ)、44'佐伯彩、90'川村優理(久保田麻友)
千:

交代
新:62'山崎円美→児玉桂子、90'+2大友麻衣子→諏訪江利乃
千:30'河村乃里子→清水由香、60'山本菜桜美→安田早希、75'筏井りさ→島田綾子

警告(カッコ内は累積枚数)
新:62'佐伯彩(1)
千:

退場
新:
千:

主審:吉澤久恵 副審:嶋智英/平祐樹 四審:福沢満保
観客 1,248人
※前半18分、濃霧のため42分間中断

※選手交代によるポジション変更
新潟
山崎→児玉で、児玉が2列目右サイド、佐伯が左サイドに。大友→諏訪はGK同士の交代。
千葉
河村乃→清水は同じポジション
山本→安田で、安田はCB右、CB右の河村真が2列目右、2列目右の清水がFWに入る。
筏井→島田で、島田はボランチに入ってダブルボランチの4-4-2に。2列目左サイドには保坂が入る。
80分ぐらいからは清水と河村真が元の2列目右サイドとCBに戻り、安田が左サイドバック、細川が2列目左サイドに移り、
2トップが保坂の深澤の組み合わせに。
最終的にはこんな感じ。
---19保坂---8深澤---
5細川---------23清水
---25島田--20柳井---
28安田-4高橋-7河村真-24千野
------17山根-----


・富山県初のなでしこ開催

富山県内のメディアでは「県内初のなでしこリーグ開催」みたいな言われ方をしていましたけど、
リーグ戦ではなくリーグカップ、男子で言うところのナビスコカップに相当する試合です。
魚津市制60周年記念事業ということで、チケットには「石崎産業サンクスデー」とあったので、
魚津市に本社のある石崎産業が招へいに動いたのでしょうか。
そんな富山県初のなでしこリーグカップの試合はアルビレックス新潟レディースとジェフユナイテッド市原・千葉レディースの対戦。

しかし当日はあいにくの雨で、しかも前日まで、そして翌日から天気が良かったという運のなさ。
しかも前線通過による急激な気温の低下で、試合前練習の時に一時的に霧が濃くなることもあるなど、
選手にも観客にも厳しいコンディションでの試合となった。


・新潟がスコアも内容も快勝

試合はいきなり動きだし、5分、右サイド佐伯のスローインから上尾野辺がグラウンダーのクロス、
ペナルティエリアのぽっかり空いたスペースに山崎が走り込みシュート、これが決まっていきなり新潟が先制。
その後も地力で勝る新潟が押し気味に試合を進めていたものの、10分を過ぎたあたりから霧が立ち込めはじめ、
15分ごろにはスタンドから手前側のタッチラインもよく見えないほどの視界不良となり18分に一旦中断。
試合再開後は新潟がゲームを支配しているもののどちらにも傾きそうにない展開が続き、そのまま1-0で前半を終えるかと思われた
44分、新潟MF佐伯が右サイドをドリブルで駆け上がり、中にカットイン、そしてペナルティエリア外から思い切って狙った
左足のシュートがバーに直撃してゴールイン。見事なミドルシュートが決まって2-0で前半を終える。

このシュート、現地で見た時は最初DFラインとGKの間にボールを落としてFWに合わせてもらおうとしたのかなと思って、
あーあ、パス大きい、FWを越えちゃったよ、GKも通り過ぎてゴールキッ・・・うおおおおお!!は、入った!!!すげえええええ!!!
っていう、パスが伸びたのがそのまま入っちゃったように見えたのですが、試合後の佐伯選手のコメントによると、狙った、とのことです。

後半は霧もかなり晴れてきて、雨も弱まってきてました。
早いうちに1点を返したい千葉は49分、ゴール前のわりといい位置でフリーキックを獲得、
筏井のキックは絶妙な位置に飛んで行ったが新潟GK大友がかろうじてセーブ、しかしそのあとボールがバーに直撃して、
そのこぼれ球に両チームの選手が詰めたが新潟の方が勝り、ボールはクリア。
その後は、バイタルエリアまでは持っていけるもののその先の一手が出せない新潟と、クロスやフィードが安直で
ことごとく対処されてしまう千葉という、なかなかゴール前の攻防に持ち込めない状態が長く続く。
そしてこのまま終わるのかなと思ったが、90分、新潟が左サイドコーナーキック上尾野辺からのボールをニアで久保田がすらし、
ゴール正面にいた川村が右足アウトで流し込み追加点。

その後、アディショナルタイムに新潟がGKを交代し、千葉がセットプレーからのチャンスも得点には至らず試合終了。
3-0で新潟がスコアも内容の面でも快勝した。

なお、試合のMVPを毎回選出しているようで、今回は素晴らしいミドルシュートを決めた佐伯彩が選ばれました。


・複数の場所でボールが持てる新潟

アルビレックス新潟は、ショートパスをつないでのサイドアタックを中心に攻め込んでいたのですが、
今回の試合で私が気になった選手は、ボランチの川村優理選手とサイドの佐伯彩選手。

川村優理は身長167cmの大柄なボランチ、佐伯彩は積極的な縦への仕掛けが特長のサイドアタッカーっぽいのですが、
この2人のところにボールが入ると、ある程度時間を作れていて、ボランチと2列目、あるいは中と外にボールを持てる箇所を作ることが、
新潟のボール支配率を上げるのに良い影響を与えているのではないかなと思いました。

川村は代表に呼ばれることもあり代表で2試合出場しているレベルの選手で、そういう選手はいるんですが、
一方で、なでしこジャパンの主力ボランチ阪口夢穂が移籍、代表候補だった大型FW菅澤優衣香が前十字靭帯損傷で長期離脱中、
上尾野辺めぐみも相手のマークが厳しくあまり好き放題できないという、あまり楽な戦いができない状況ですけど、
それでも周りの選手もここまでやれるのか、ボールを持てるのかと感心しました。


・千葉は安定したゲーム運びができず

千葉はわりと完敗気味にやられたので下位チームなのかな?と思ったのですが、リーグでは新潟と勝ち点1しか差がないんですね。
こちらは新潟と同じくサイドからの攻撃でも、ロングボールやサイドチェンジなど大きな展開でサイドを突いて攻め込んでいましたが、
相手守備を破るまでには至らなかったり、フィードの精度が悪くて良いボールを供給できなかったりとあまり怖さを出すことができなかった。

また、いつも試合を見ているサポーターにとっては「これはこういう狙いですよ」みたいなことを書けるのかもしれませんが、
前半からの選手交代や頻繁なポジション交代がよくわかりませんでした。30分の河村乃の交代もケガではなかったと思うのですが・・・。
ポジションもコロコロ替えていると、選手の中でそれぞれの役割とかが把握しきれなさそうな気がしますけれども。


・まさかの濃霧中断

湿度の高さと急激な気温の低下、しかも気温が上下しやすく霧が出やすい山の中のスタジアムだったというのもあったのでしょうか、
ものすごい霧が濃くなって、一時はスタンドから手前側のタッチラインもよく見えないぐらいになってしまいました。
視界不良になってから3分間ぐらいは普通に試合が続いていたのですが、目の前のプレーすらよくわからない状態だったので、
試合中断の判断をもう少し早くできなかったのかなというのが正直なところです。
審判だってプレーが見えなかったら適切なジャッジができないんですから。
試合は42分間の中断を経て再開されましたが、これ以上霧が続いていたら中止もありえましたね。

(クリックで拡大)
試合前練習の時からこの霧

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しかし間もなく霧は晴れたので大丈夫かと思われたが・・・

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前半13分ぐらいからこんな感じで霧が立ち込めはじめて・・・

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こんな状態に。選手がほとんど見えません

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試合中断。

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霧が晴れてきたので試合再開。一応逆サイドまで見えますが、まだ視界が良くないですね。

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しかし後半にはここまで霧が晴れ、雨も弱まり、たまにやんだりという状態に。


・試合後にはサイン会

試合後には新潟の選手のサイン会がありました。
事前の告知では先着100名様ということで、スタジアムを出るのが少し遅かったし、その後グッズ売り場でグッズを漁っていたので、
さすがにもう無理だろうなあ、試合終わるの遅くなったし早く帰ろうかと思っていたのですが、それでもまだ整理券が残ってて、
結局並びました。今回のサイン会は6山崎円美、10上尾野辺めぐみ、11平井咲奈の3人でした。
サインノートを持っていかなかったので、慌てて売店で手ぬぐいを買って、それにサインしてもらったのですが、
まだサイン書くスペースが半分残ってます。またアルビレックス新潟レディースの試合を見に行く機会を作らなきゃいけないですね(笑)。


・メインスタンド完売という割には・・・

観客数は多いのか少ないのか1,248人。
今回のチケットを買ったのはカターレ富山vs京都サンガの試合会場なので6月2日、試合の約1か月前でして、
この時点ですでにメインスタンド椅子席が完売になってて、高さがなく観戦に不向きな芝生席を買ったんですけど、
上の試合中画像を見ての通り、メインスタンドの埋まり具合は3割ぐらいで、とてもチケットが完売した座席とは思えませんでした。
興行なので、利益が出るに越したことはないはずなんですが、この程度で完売というのは理解ができないです。
当日券でもメインスタンド椅子席の販売はありませんでした。
ニュースやハイライト映像でのカメラ映りを良くするために、カメラの映る芝生席にお客さんが入るよう、
意図的にメインスタンドのチケットの販売を抑えた、とかでしょうか。それぐらいしか考えられないですよ。

ぶっちゃけ、この試合で4,000人ぐらい入って「カターレより多いwwwカターレ女子以下ざまぁwww」みたいなのを
期待していた人もいたかもしれませんが、残念でしたw。


・ちなみに・・・

試合後に佐伯選手にインタビューをしていた小柄のおっさん、彼がスカパー!J2カターレ富山ホームゲームの実況、牧内直哉です。