マジすか学園GX☆#3ー1☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園GX☆#3ー1☆

エレベーター内。

木崎ユリアの、

様子見など一切ない攻撃は、まるで、一撃(ひと噛み)で、肉をひきちぎり、骨をも砕くほどの野生動物──暗黒狼(ダークウルフ)の牙のよう。
狭い匣のなかで、かろうじてその拳を、躱し続ける大島優子の天性のひらめきと体さばき。喧嘩の神に認められた少女は、この状況においても、屈託なく笑う。
その表情を見て、
奥歯を噛み締めるユリア。

「その笑顔──、すぐに、消してやるッ!アンダーガールズとしてじゃなく、ただの──木崎ユリアとして!」

「やってみろよ!お前自身を、ぶつけてきやがれ!マジでな」

自分には、時間がないのだと優子は、知っている。その限られた時間のなかで、しなければいけないこと。それは──。


優子の右の拳が、ユリアの拳をすり抜け、顔面に届く。

ガン!と、エレベーターの壁に背中を打ちつけられるユリア。

「どうした?そんなもんじゃ、わたしは倒せねーぞ」

優子の言葉を
薄暗がりのなか、
いつにも増して冷めた瞳で受け止める。

「わたしは、常に、闇の中にいた。暗く、先の見えない汚れ仕事ばかりさ...。アメリカにいても、そう...。アンダーガールズとは、金の繋がり以外、何もねぇ」

「そこから、抜け出したかったんだな。それで──」

「そんなんじゃねぇ…」

水と油。炎と氷。光と影。

「そんなんじゃ...」

そのとき、
一瞬だけ。

優子は、めまいをおぼえた。前兆。

そのすきを逃さず、ユリアの蹴りが、猛々しい咆哮とともに、いま、

「うぁああああああああああッ!」

優子に迫る。