マジすか学園GX☆#2ー8☆
『“てっぺん”になるはずだった少女』こと、向井地ミオン、
そして、
ラッパッパ前四天王のシブヤ、ブラック、トリゴヤが、対峙する桜舞い散る河原。
一進一退の攻防が続く河川敷を見下ろす二つの影。青緑色(ブルーグリーン)の軍服のような制服を身にまとった二人が佇んでいた。
「さすが、噂に名高い元ラッパッパの四天王たち。なかなか、やるもんだね」
お嬢様風の少女が、
ショートボブの少年のような少女に語りかける。
「手負いの三匹の獣が、牙を剥いて襲いかかってる...」
「そっかぁ。それなら、あっちの小さい子のほうは、どう見る?」
「まあ、あの子もまた、内に獣を飼ってるけどね。ただ、あの子の場合は...、『キメラ』...」
「と言うと?」
少年のような少女は、鋭い眼光で、答えた。
「混ざり合ってる...」
向井地ミオンの内に秘められた『何か』を、鋭く見抜く洞察力。合成獣(キメラ)。
「ふーん...、じゃあ、わたしたちみたいなものか」
その言葉を聞き流し、歩き始める。
「ちょっと、てちこ!どうする気?」
「助太刀する」
『てちこ』と呼ばれる
少年のような少女は、
振り向くことなく、河川敷を下りていった。
「え?助太刀するって...、どっちに?」