マジすか学園3 ☆#12ー10☆
【エリアC】
真っ暗な部屋。
しんと静まりかえる室内。
窓ひとつないその部屋は、代々、ディーヴァの処刑場として、使用されてきた。
血の匂いが充満し、処刑者たちの阿鼻叫喚が聞こえてきそうな、そんな空間に、鬼塚だるまは、いま、足を踏み入れていた。
冷気が静かに漂う。
肌が泡立つような感覚を振り払い、だるまは、声を張り上げる。自分を鼓舞するかのように。
「あつ姐ー!どこでっかー?もう、このだるまが来ましたからには、安心してもうて、かまいまへんでー。
早よ、ディーヴァやらなんやら、ぶっ飛ばして、東京に帰りまひょ…うぎゃああああああああ!」
踏み込んだ
コンクリートの地面の、ヌルっとした液体に、足を滑らせ、大きく尻餅をつくだるま。
自爆。
「な、な、な、なんじゃい!?」
そのとき。
「パラ…ソル………」
いきなり、
闇の中から、声がした。少女の冷たい声。
姿は見えない。
声は、壁や天井に反響し、音源は全くつかめなかった。
「誰や?」
怯えながら、叫ぶだるま。立ち上がろうとする。
「ピ…カル………」
再び、響く声。
さらにー
「クロ…ホルム………」
直後。
だるまの後頭部を襲う衝撃。立ち上がりかけた体勢から、バランスを崩され、今度は、したたかに、顔面を地面に打ち付けられた。
鼻をさすりながら、痛みをこらえ、怒声をあげるだるま。
「くそっ!何者じゃい!どこや?とっとと、出てこんかい!」
少しずつ、目が慣れてきたが、敵の姿はおろか、影すら見えない。
再び、
静まりかえる室内。
しばらくして、
闇の中から、だるまには、こんな声が聞こえたような気がした。
「久しぶりの生贄(エサ)……、ちょっとばかり、楽しませてもらうZE……」
#12 『去りゆくもの そして 受け継ぐもの』 終
真っ暗な部屋。
しんと静まりかえる室内。
窓ひとつないその部屋は、代々、ディーヴァの処刑場として、使用されてきた。
血の匂いが充満し、処刑者たちの阿鼻叫喚が聞こえてきそうな、そんな空間に、鬼塚だるまは、いま、足を踏み入れていた。
冷気が静かに漂う。
肌が泡立つような感覚を振り払い、だるまは、声を張り上げる。自分を鼓舞するかのように。
「あつ姐ー!どこでっかー?もう、このだるまが来ましたからには、安心してもうて、かまいまへんでー。
早よ、ディーヴァやらなんやら、ぶっ飛ばして、東京に帰りまひょ…うぎゃああああああああ!」
踏み込んだ
コンクリートの地面の、ヌルっとした液体に、足を滑らせ、大きく尻餅をつくだるま。
自爆。
「な、な、な、なんじゃい!?」
そのとき。
「パラ…ソル………」
いきなり、
闇の中から、声がした。少女の冷たい声。
姿は見えない。
声は、壁や天井に反響し、音源は全くつかめなかった。
「誰や?」
怯えながら、叫ぶだるま。立ち上がろうとする。
「ピ…カル………」
再び、響く声。
さらにー
「クロ…ホルム………」
直後。
だるまの後頭部を襲う衝撃。立ち上がりかけた体勢から、バランスを崩され、今度は、したたかに、顔面を地面に打ち付けられた。
鼻をさすりながら、痛みをこらえ、怒声をあげるだるま。
「くそっ!何者じゃい!どこや?とっとと、出てこんかい!」
少しずつ、目が慣れてきたが、敵の姿はおろか、影すら見えない。
再び、
静まりかえる室内。
しばらくして、
闇の中から、だるまには、こんな声が聞こえたような気がした。
「久しぶりの生贄(エサ)……、ちょっとばかり、楽しませてもらうZE……」
#12 『去りゆくもの そして 受け継ぐもの』 終