マジすか学園3 ☆#12ー10☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3 ☆#12ー10☆

【エリアC】


真っ暗な部屋。

しんと静まりかえる室内。

窓ひとつないその部屋は、代々、ディーヴァの処刑場として、使用されてきた。

血の匂いが充満し、処刑者たちの阿鼻叫喚が聞こえてきそうな、そんな空間に、鬼塚だるまは、いま、足を踏み入れていた。

冷気が静かに漂う。

肌が泡立つような感覚を振り払い、だるまは、声を張り上げる。自分を鼓舞するかのように。


「あつ姐ー!どこでっかー?もう、このだるまが来ましたからには、安心してもうて、かまいまへんでー。
早よ、ディーヴァやらなんやら、ぶっ飛ばして、東京に帰りまひょ…うぎゃああああああああ!」

踏み込んだ
コンクリートの地面の、ヌルっとした液体に、足を滑らせ、大きく尻餅をつくだるま。

自爆。


「な、な、な、なんじゃい!?」


そのとき。


「パラ…ソル………」


いきなり、
闇の中から、声がした。少女の冷たい声。

姿は見えない。
声は、壁や天井に反響し、音源は全くつかめなかった。

「誰や?」

怯えながら、叫ぶだるま。立ち上がろうとする。


「ピ…カル………」

再び、響く声。

さらにー


「クロ…ホルム………」


直後。

だるまの後頭部を襲う衝撃。立ち上がりかけた体勢から、バランスを崩され、今度は、したたかに、顔面を地面に打ち付けられた。

鼻をさすりながら、痛みをこらえ、怒声をあげるだるま。



「くそっ!何者じゃい!どこや?とっとと、出てこんかい!」

少しずつ、目が慣れてきたが、敵の姿はおろか、影すら見えない。


再び、
静まりかえる室内。

しばらくして、
闇の中から、だるまには、こんな声が聞こえたような気がした。


「久しぶりの生贄(エサ)……、ちょっとばかり、楽しませてもらうZE……」







#12 『去りゆくもの そして 受け継ぐもの』 終