マジすか学園3☆#12ー1.5☆
東京──
「そんな身体で、特攻服など着て…、どこへ行こうと言うのです?」
S高校指定の緑のブレザーの大矢マサナが、病院の入り口から出てきた少女に声をかけた。
「そんなこと…口に出さなきゃわかんねーお前じゃねーだろ?くだらねーこと言ってんじゃねーよ!」
鍛え上げられた素肌に巻かれた白いサラシの上に、S(シュヴァルツ)の黒い特攻服を羽織り、片手で松葉杖をつきながら、苛立ちを隠しきれない高柳アカネ。
特攻服が風に煽られ、背中に刺繍された鷲が、いまにも飛び立たんとしている。
「マナツがやられた…、アイリもカナも、須田も…、それでも、黙って、おとなしくしてろって言うのか!?」
「矢場久根のアジトは、、もぬけの殻ですよ…いまは」
「……、だったら、捜し出すまでだ…」
「いまはまだ動くときではありません。敵の全容もつかめていない…、あなたも万全な体調ではないのですし…、マジ女の協力もあおげない…」
「…、お前はいつも、冷静だな…、だけど、腹の中では人一倍、怒りが煮えくり返ってんだろ?」
「理解して(わかって)いただけて、感謝します…、矢場久根の最終目標は、おそらく『マジ女』でしょう…、そのために、いまは、陰で蠢動しているのかもしれません…、来るべき“審判のとき”のために…」
「くそっ!頭ではわかってても…、この、振り上げた拳の落としどころが、見つからねー!」
震える拳を見つめるアカネ。その拳を優しく包み込むように、手のひらを重ねるマサナ。
「いまは、迂闊に動くことは避けましょう…、」
直後─
気配を感じる。その正体は『殺気』。
「ただし…、当然、降りかかる火の粉は払わねばなりません」
前方に、矢場久根の生徒たちが集団でたむろし、こちらを牽制していた。その数、約、三十。
アカネが、一歩、前に進む。
マサナは、こくりと頷き、言う。
「ちょうど良い前哨戦(リハビリ)になりそうですね」
猛々しい笑みをもらし、アカネは松葉杖を真横に投げとばす。
怒れる黒鷲が、いま、大きく羽ばたいた。
「そんな身体で、特攻服など着て…、どこへ行こうと言うのです?」
S高校指定の緑のブレザーの大矢マサナが、病院の入り口から出てきた少女に声をかけた。
「そんなこと…口に出さなきゃわかんねーお前じゃねーだろ?くだらねーこと言ってんじゃねーよ!」
鍛え上げられた素肌に巻かれた白いサラシの上に、S(シュヴァルツ)の黒い特攻服を羽織り、片手で松葉杖をつきながら、苛立ちを隠しきれない高柳アカネ。
特攻服が風に煽られ、背中に刺繍された鷲が、いまにも飛び立たんとしている。
「マナツがやられた…、アイリもカナも、須田も…、それでも、黙って、おとなしくしてろって言うのか!?」
「矢場久根のアジトは、、もぬけの殻ですよ…いまは」
「……、だったら、捜し出すまでだ…」
「いまはまだ動くときではありません。敵の全容もつかめていない…、あなたも万全な体調ではないのですし…、マジ女の協力もあおげない…」
「…、お前はいつも、冷静だな…、だけど、腹の中では人一倍、怒りが煮えくり返ってんだろ?」
「理解して(わかって)いただけて、感謝します…、矢場久根の最終目標は、おそらく『マジ女』でしょう…、そのために、いまは、陰で蠢動しているのかもしれません…、来るべき“審判のとき”のために…」
「くそっ!頭ではわかってても…、この、振り上げた拳の落としどころが、見つからねー!」
震える拳を見つめるアカネ。その拳を優しく包み込むように、手のひらを重ねるマサナ。
「いまは、迂闊に動くことは避けましょう…、」
直後─
気配を感じる。その正体は『殺気』。
「ただし…、当然、降りかかる火の粉は払わねばなりません」
前方に、矢場久根の生徒たちが集団でたむろし、こちらを牽制していた。その数、約、三十。
アカネが、一歩、前に進む。
マサナは、こくりと頷き、言う。
「ちょうど良い前哨戦(リハビリ)になりそうですね」
猛々しい笑みをもらし、アカネは松葉杖を真横に投げとばす。
怒れる黒鷲が、いま、大きく羽ばたいた。