マジすか学園3☆#11ー9☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#11ー9☆

丸の内のオフィス街は、昼下がりの様相を呈していた。スーツ姿のOLたちが、ブランド物の財布を抱え、コンビニやカフェに駆け込んでいく昼休み。

その空間に溶け込めきれてない、シックなスーツ姿のシブヤは、そんなOLたちを見やり、だるそうに、首をまわす。


「あー、眠い…」


大手IT企業に就職したものの、慣れないデスクワークに、パソコンも上手く扱えないシブヤは、不快感を露わに、公園に向かって歩いていた。

と。

「シブヤさあああああん!」

大きな声がした。涙混じりのー。


「ダンス!?こんなとこで、何やってんだ?」


マジすか女学園の二年生。シブヤの舎弟であるダンスだった。シブヤに走り寄る。セーラー服に派手な黄色のウィッグは、この街から明らかに浮いていた。


「おかえりなさい!待ってましたよ!シブヤさんがいない間、寂しくて死んじゃいそうでした」


かわいくウサギの顔真似をするダンスにシブヤの拳がガンと飛ぶ。

「大げさなんだよ!」


「ごっつぁんです!」


いつものように、鼻血を流すダンス。
周りの視線が痛かったので、人気の少ないビルの影に入る。

ダンスは、最近起きた出来事をかいつまんでシブヤに話した。前田のことも。


「なるほどな…、日本(こっち)でも、いろいろあったんだな…」


「マジ女は、これから、どうなるんでしょう?」

ディーヴァ、アンダーガールズ、矢場久根、それらの壁は容赦なく襲いかかってくる。

「もう、わたしは卒業したんだ…、そういうことは、現役のやつらに任せるよ」


「そんなぁ…」


シブヤは、そっけなく、その場にダンスを置きざりにし、ビルの影を出ようとした。
そのとき、ひとりの少女とすれ違う。

髪型はマッシュ系のショートレイヤー。明るい髪色。
モデルのようにかなり細くすらっとしたスタイル。
春らしい茶系のショートパンツに白いシャツ。


シブヤがオフィス街には珍しいなと思った直後、背後で、ドサッという音と低い呻き声が聞こえた。

まさか、と思い、振り返る。
シブヤは舌打ちせざるを得なかった。

ダンスが地面に沈んでいる。
やったのは間違いなく、すれ違った少女。


「シブヤさん。あなたを怒らせるには、これが一番効果的だと思いまして…、まさか、こいつみたいに一発で終わり、なんてことはないですよね?神とまで言われた伝説のラッパッパのひとりなんですから…」


「見たことねぇ顔だな…。おめぇ、誰なんだ!?」

美形の少女は、愉快そうに、語る。

「まわりからは、こう呼ばれています。



“神崩し”…、と」


面白ぇ、と白い八重歯をのぞかせるシブヤ。


「そのやり方を選んだこと、たっぷり、後悔させてやる…。

来いよ…、ど新人…」