マジすか学園3☆#7ー7☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#7ー7☆

校庭の喧騒は、怒号がはじけ、あちらこちらで悲鳴や叫びが響く。

熾烈な闘いにより
砂煙が舞いあがり、各々の争いを見えにくいものにしていた。


ボキッ!

嫌な音が響き渡った。骨の折れる音。

誰の?


「あーあ、イッてもうたか…」


キノハルのローキックが、アカネの左足に決まっていた。
どこからか、飛んできた木刀に気をとられたアカネ。

乱闘の弊害。痛恨のミス。

「ど…、どうってことねーよ…、これくらい…、俺様の足は、そこらの木刀ほどヤワじゃねーからな!片方の翼があれば…まだ飛べるぜ!」


「アカネ!」

大矢マサナが、駆け寄る。
すぐに、カナを呼ぶ。

「大丈夫だ!寄るな!ドクターストップじゃ、しまらねーだろ!なぁ、キノハル?」


「気合いだけは、立派やな。もうひとつの翼も…、折ろうか?」


「折れるもんならな!」

「折ったるわ!」


治癒(ヒーリング)を施すため、近づいてきたカナを蹴りとばすキノハル。非情。喧嘩にはストイック。


「ウガァ!」

カナが、傷つけられたのを見咎め、シノブが、怒りを露わに疾駆してきた。

「ふっ…、次は、お前が遊んでくれるんか?」

今にも、喉笛を食いちぎらんと、唸りをあげるシノブ。
キノハルとシノブの視線が交錯した、その瞬間、

野獣シノブの急突進。

刹那。

キノハルの蹴りが、シノブの首に炸裂した。

稲妻のような一撃。雷撃。

崩れ落ちる巨体。その様相は、まるで、糸が切れたマリオネット。


キノハルは笑っていた。屈託なく。

遠くで、雷がきこえる。

「“サンダーボルト”や…痺れるやろ?」


既に、シノブに意識はなかった。

野獣の骸。

あまりに直線的な単純攻撃だったとはいえ、
あのタフネスで、前田やチームホルモン、そしてゲキカラを苦しめた野獣シノブが、一発で沈められるとは。
まさに青天の霹靂。
驚愕が波となり、あたりに広がっていく。


「戦術が杜撰やったな…、感情に流されとったら、隊は動かされへんわ」
岸野リカがゆっくり微笑む。

「許さねー!」

高柳アカネが、飛び出そうとするところを、大矢マサナが制する。

「頭を冷やしなさい!それでは、あなたも同じように…」


「そんなら、まとめて、滅(け)し飛べ!」

キノハルが、マサナ諸共アカネに蹴りを撃とうとする。


風が吹いた。


ガシッ!

全身でその激烈な蹴りを受け止める少女ー

アカネとマサナが同時に、マジ女の“てっぺん”の名を呼ぶ。


「さすがやな…、前田」
(うちが選んだ…最後の…)


「キノハル…、無闇にひとを傷つけるのはやめろ!」


「平和主義やなぁ」


「戦争は、始まってしまった…、だったら、わたしがやるべきことは、ひとつしかないだろう」


前田が双の拳をあげ、構えをとる。太陽のように熱く烈しく輝くオーラ。
キノハルを鋭い眼差しで見据え、静かだが確信に満ちた声で、言う。


「この場で…、終わらせる」