マジすか学園3☆#7ー7☆
校庭の喧騒は、怒号がはじけ、あちらこちらで悲鳴や叫びが響く。
熾烈な闘いにより
砂煙が舞いあがり、各々の争いを見えにくいものにしていた。
ボキッ!
嫌な音が響き渡った。骨の折れる音。
誰の?
「あーあ、イッてもうたか…」
キノハルのローキックが、アカネの左足に決まっていた。
どこからか、飛んできた木刀に気をとられたアカネ。
乱闘の弊害。痛恨のミス。
「ど…、どうってことねーよ…、これくらい…、俺様の足は、そこらの木刀ほどヤワじゃねーからな!片方の翼があれば…まだ飛べるぜ!」
「アカネ!」
大矢マサナが、駆け寄る。
すぐに、カナを呼ぶ。
「大丈夫だ!寄るな!ドクターストップじゃ、しまらねーだろ!なぁ、キノハル?」
「気合いだけは、立派やな。もうひとつの翼も…、折ろうか?」
「折れるもんならな!」
「折ったるわ!」
治癒(ヒーリング)を施すため、近づいてきたカナを蹴りとばすキノハル。非情。喧嘩にはストイック。
「ウガァ!」
カナが、傷つけられたのを見咎め、シノブが、怒りを露わに疾駆してきた。
「ふっ…、次は、お前が遊んでくれるんか?」
今にも、喉笛を食いちぎらんと、唸りをあげるシノブ。
キノハルとシノブの視線が交錯した、その瞬間、
野獣シノブの急突進。
刹那。
キノハルの蹴りが、シノブの首に炸裂した。
稲妻のような一撃。雷撃。
崩れ落ちる巨体。その様相は、まるで、糸が切れたマリオネット。
キノハルは笑っていた。屈託なく。
遠くで、雷がきこえる。
「“サンダーボルト”や…痺れるやろ?」
既に、シノブに意識はなかった。
野獣の骸。
あまりに直線的な単純攻撃だったとはいえ、
あのタフネスで、前田やチームホルモン、そしてゲキカラを苦しめた野獣シノブが、一発で沈められるとは。
まさに青天の霹靂。
驚愕が波となり、あたりに広がっていく。
「戦術が杜撰やったな…、感情に流されとったら、隊は動かされへんわ」
岸野リカがゆっくり微笑む。
「許さねー!」
高柳アカネが、飛び出そうとするところを、大矢マサナが制する。
「頭を冷やしなさい!それでは、あなたも同じように…」
「そんなら、まとめて、滅(け)し飛べ!」
キノハルが、マサナ諸共アカネに蹴りを撃とうとする。
風が吹いた。
ガシッ!
と
全身でその激烈な蹴りを受け止める少女ー
アカネとマサナが同時に、マジ女の“てっぺん”の名を呼ぶ。
「さすがやな…、前田」
(うちが選んだ…最後の…)
「キノハル…、無闇にひとを傷つけるのはやめろ!」
「平和主義やなぁ」
「戦争は、始まってしまった…、だったら、わたしがやるべきことは、ひとつしかないだろう」
前田が双の拳をあげ、構えをとる。太陽のように熱く烈しく輝くオーラ。
キノハルを鋭い眼差しで見据え、静かだが確信に満ちた声で、言う。
「この場で…、終わらせる」
熾烈な闘いにより
砂煙が舞いあがり、各々の争いを見えにくいものにしていた。
ボキッ!
嫌な音が響き渡った。骨の折れる音。
誰の?
「あーあ、イッてもうたか…」
キノハルのローキックが、アカネの左足に決まっていた。
どこからか、飛んできた木刀に気をとられたアカネ。
乱闘の弊害。痛恨のミス。
「ど…、どうってことねーよ…、これくらい…、俺様の足は、そこらの木刀ほどヤワじゃねーからな!片方の翼があれば…まだ飛べるぜ!」
「アカネ!」
大矢マサナが、駆け寄る。
すぐに、カナを呼ぶ。
「大丈夫だ!寄るな!ドクターストップじゃ、しまらねーだろ!なぁ、キノハル?」
「気合いだけは、立派やな。もうひとつの翼も…、折ろうか?」
「折れるもんならな!」
「折ったるわ!」
治癒(ヒーリング)を施すため、近づいてきたカナを蹴りとばすキノハル。非情。喧嘩にはストイック。
「ウガァ!」
カナが、傷つけられたのを見咎め、シノブが、怒りを露わに疾駆してきた。
「ふっ…、次は、お前が遊んでくれるんか?」
今にも、喉笛を食いちぎらんと、唸りをあげるシノブ。
キノハルとシノブの視線が交錯した、その瞬間、
野獣シノブの急突進。
刹那。
キノハルの蹴りが、シノブの首に炸裂した。
稲妻のような一撃。雷撃。
崩れ落ちる巨体。その様相は、まるで、糸が切れたマリオネット。
キノハルは笑っていた。屈託なく。
遠くで、雷がきこえる。
「“サンダーボルト”や…痺れるやろ?」
既に、シノブに意識はなかった。
野獣の骸。
あまりに直線的な単純攻撃だったとはいえ、
あのタフネスで、前田やチームホルモン、そしてゲキカラを苦しめた野獣シノブが、一発で沈められるとは。
まさに青天の霹靂。
驚愕が波となり、あたりに広がっていく。
「戦術が杜撰やったな…、感情に流されとったら、隊は動かされへんわ」
岸野リカがゆっくり微笑む。
「許さねー!」
高柳アカネが、飛び出そうとするところを、大矢マサナが制する。
「頭を冷やしなさい!それでは、あなたも同じように…」
「そんなら、まとめて、滅(け)し飛べ!」
キノハルが、マサナ諸共アカネに蹴りを撃とうとする。
風が吹いた。
ガシッ!
と
全身でその激烈な蹴りを受け止める少女ー
アカネとマサナが同時に、マジ女の“てっぺん”の名を呼ぶ。
「さすがやな…、前田」
(うちが選んだ…最後の…)
「キノハル…、無闇にひとを傷つけるのはやめろ!」
「平和主義やなぁ」
「戦争は、始まってしまった…、だったら、わたしがやるべきことは、ひとつしかないだろう」
前田が双の拳をあげ、構えをとる。太陽のように熱く烈しく輝くオーラ。
キノハルを鋭い眼差しで見据え、静かだが確信に満ちた声で、言う。
「この場で…、終わらせる」