マジすか学園3☆#7ー2☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#7ー2☆

キョウトの迅い拳がまったく当たらない。

はんなりと笑うリホ。しかし、瞳の奥は冷たい。極寒。動きは、舞を踊るように、しなやかで優美。風に揺れ動く綿雪さながら、掴みどころがない。紙一重の差で、キョウトの拳をかわしている。

「出た!小谷さんの“氷雪の舞”や。これが出たら、誰も指一本触れられんわ!」

意気あがるディーヴァの隊員たち。

「氷…?時季ハズレや…そんなもん、かき氷にして、食うたる!」

キョウトが吠える。

「強がりさんやなぁ」

余裕の微笑みをたたえるリホだった。




河原ー


「つ…、強い…」「バケモンだ…」「マジ女に…、あんな強いやつが…いたなんて…」

座蹴留奈商業の生徒50名が、虫の息で、地に伏し、呻いている。
ジュリナは、すでに、マジ女へ向かっていた。決して、無傷ではなかったがー。

「くそっ…、応援を…」
援軍を呼ぼうと、地面に伏したまま、ケータイを取り出す座蹴留奈商業の生徒。


ぐしゃっ!


何者かに、ケータイもろとも手を踏みつけられる。そのまま、ぐりぐりと足にちからを入れる美少女。

「ぐわあああああ!」


感情のない表情で、手を踏みつけるアイミ。CGのように心が読めない。


「松井ジュリナ…、強き者よ…」

アイミが遠くを見るような瞳で呟きをもらす。


「終末のラッパを鳴らすのは…アンダーガールズでも、ディーヴァでも、ましてや、マジ女でもない…」


黙示録のラッパ吹き。

『ヨハネの黙示録』に記されしー神の御遣いのこと。地上を焼き払い、滅ぼしたといわれる天使たち。


「…わたしたち、矢場久根だ!」


江口アイミ。
矢場久根死天王、最後のひとりー

オメガ。

Ω(オメガ)ー最終。究極。


オメガの、凄絶な美しさと虚無を湛えた瞳が、きらめいた。

「すべてを…、滅ぼすのみ!」