マジすか学園3☆#6ー2☆
放送室を後にしたネズミとキョウトは、ラッパッパの部室目指して歩き始めた。
自然と、その後ろにつき従うマジ女の生徒たち。徐々に増えていく。
「ラッパッパ!つ・ぶ・せ!」
「ラッパッパ!つ・ぶ・せ!」
期せずして、シュプレヒコールが沸き起こる。
ここ数日、キョウトが倒したチームのメンバーたち。また、それ以外にも、勝ち馬に乗りたいという生徒も交え、ネズミの軍団は、一層、その規模を増していく。
逆らう者は、ひとりもいないかに思えた。
がー
「待てよ…、こういうのは、良くないんじゃねーか?」
「そうだよ!おれたち、ラッパッパに憧れて、このガッコ選んだんだ!」
ふたりの生徒が
ネズミ軍団の前に立ちふさがる。
すこしぽっちゃりした少女と目元が涼しげな少女。
「誰や?」
キョウトの誰何の声。
「島田ハルカだ!」
「島崎ハルカだ!」
名乗る二人。黄色のジャージが特徴的。
名前がよく似ている。
「どっちがどっちやねん」
キョウトがからかうと、軍団のメンバーに笑いが起きる。
「こっちが“どっち”だ!」
「だから、どっちなんや?」
さらに、笑いに包まれる廊下。
「もういいよ!どっち!」
島田ハルカ、愛称“どっち”に対して、苛立ちまじりに、
島崎ハルカ、愛称“寒ブリ”が話を止める。
「まだ、うちらに逆らうアホな子らがおるんやなぁ…、やるんか?」
キョウトが左の拳だけをあげて、構える。右の拳はおろしたままー。
「やってやる!」「いくぞ!」
二人は、闇雲に、キョウトに突っ込んでいく。
パパパパパン!と、
キョウトの左のジャブの連打が、乱れ飛ぶ。
「ぐあ!」「ぐえっ!」
あっさりと、廊下に崩れ落ちる二人。迅いうえに正確無比なパンチをもろに何発も食らいー。
冷ややかな表情で、二人を一瞥し、歩を進めるキョウトとネズミ。何事もなかったかのように、それに、続く生徒たち。
寒ブリが伏したまま、拳を廊下に叩きつける。
「く…くそぅ…、やっぱ弱いな…おれたち…」
「あ…、あいつが…強すぎなんだよ…、でも…、絶対にあきらめないって誓ったはずだろ…、優子さんから前田さんに引き継がれた意志は…つないでいこうぜ…、そして、いつか…必ず…」
「ど…、どれくらい…傷つけば…、強くなれるんだ…」
「甘ったれんな…、ま、前田さんたちだって…、いっぱい傷ついて…強くなってきたんだ…、弱音吐くな…」
「前田さん…、なんで…、死んじまったんだよ…」
「泣くなよ!こ…、こっちまで…、な…泣きたく…なる…だろ…」
泣き伏せる寒ブリとどっち。喪失感は計り知れないものがあった。
“てっぺん”の抜けた穴はあまりにも大きい。
「ラッパッパ、つ・ぶ・せ!」
「ラッパッパ、つ・ぶ・せ!」
「ラッパッパ、つ…」
進軍を続ける
ネズミ軍団の前に、またしてもあらわれる影。
「ラッパッパに弓引こうって言うなら、わたしたちが相手になるよ…」
フフ…
フフフ…、フフフフ…という笑い声が、落書きだらけの廊下を包みこんでいった。
自然と、その後ろにつき従うマジ女の生徒たち。徐々に増えていく。
「ラッパッパ!つ・ぶ・せ!」
「ラッパッパ!つ・ぶ・せ!」
期せずして、シュプレヒコールが沸き起こる。
ここ数日、キョウトが倒したチームのメンバーたち。また、それ以外にも、勝ち馬に乗りたいという生徒も交え、ネズミの軍団は、一層、その規模を増していく。
逆らう者は、ひとりもいないかに思えた。
がー
「待てよ…、こういうのは、良くないんじゃねーか?」
「そうだよ!おれたち、ラッパッパに憧れて、このガッコ選んだんだ!」
ふたりの生徒が
ネズミ軍団の前に立ちふさがる。
すこしぽっちゃりした少女と目元が涼しげな少女。
「誰や?」
キョウトの誰何の声。
「島田ハルカだ!」
「島崎ハルカだ!」
名乗る二人。黄色のジャージが特徴的。
名前がよく似ている。
「どっちがどっちやねん」
キョウトがからかうと、軍団のメンバーに笑いが起きる。
「こっちが“どっち”だ!」
「だから、どっちなんや?」
さらに、笑いに包まれる廊下。
「もういいよ!どっち!」
島田ハルカ、愛称“どっち”に対して、苛立ちまじりに、
島崎ハルカ、愛称“寒ブリ”が話を止める。
「まだ、うちらに逆らうアホな子らがおるんやなぁ…、やるんか?」
キョウトが左の拳だけをあげて、構える。右の拳はおろしたままー。
「やってやる!」「いくぞ!」
二人は、闇雲に、キョウトに突っ込んでいく。
パパパパパン!と、
キョウトの左のジャブの連打が、乱れ飛ぶ。
「ぐあ!」「ぐえっ!」
あっさりと、廊下に崩れ落ちる二人。迅いうえに正確無比なパンチをもろに何発も食らいー。
冷ややかな表情で、二人を一瞥し、歩を進めるキョウトとネズミ。何事もなかったかのように、それに、続く生徒たち。
寒ブリが伏したまま、拳を廊下に叩きつける。
「く…くそぅ…、やっぱ弱いな…おれたち…」
「あ…、あいつが…強すぎなんだよ…、でも…、絶対にあきらめないって誓ったはずだろ…、優子さんから前田さんに引き継がれた意志は…つないでいこうぜ…、そして、いつか…必ず…」
「ど…、どれくらい…傷つけば…、強くなれるんだ…」
「甘ったれんな…、ま、前田さんたちだって…、いっぱい傷ついて…強くなってきたんだ…、弱音吐くな…」
「前田さん…、なんで…、死んじまったんだよ…」
「泣くなよ!こ…、こっちまで…、な…泣きたく…なる…だろ…」
泣き伏せる寒ブリとどっち。喪失感は計り知れないものがあった。
“てっぺん”の抜けた穴はあまりにも大きい。
「ラッパッパ、つ・ぶ・せ!」
「ラッパッパ、つ・ぶ・せ!」
「ラッパッパ、つ…」
進軍を続ける
ネズミ軍団の前に、またしてもあらわれる影。
「ラッパッパに弓引こうって言うなら、わたしたちが相手になるよ…」
フフ…
フフフ…、フフフフ…という笑い声が、落書きだらけの廊下を包みこんでいった。