マジすか学園3☆#4ー5☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#4ー5☆

ただ、茫然と、人波に紛れ消えていく“彼女”を、エレナは眺めていた。

存在(い)るはずがない。他人の空似?
世の中には同じ顔を持つひとが三人はいるという。


「メガネ…、かけてた」

冷たい夜気が、身体を震わす。

はっと我にかえり、目的を思い出す。

「急げー!」

再び駆け出し
レンタルショップへ急ぐエレナだった。




同時刻ー


「チェック(王手)です」


広尾にある、超高級高層マンションの最上階の一室。
アンダーガールズ総統ー太田リオナの自室。

広々としたリビング。ふかふかの絨毯。高価な調度品に囲まれ
リオナとアンダーガールズ一番隊隊長が、ゆったりとしたソファに座り、チェス盤を挟んでいた。クラシックの音楽が流れている。


「容赦ねーな。お前は…。いつも」

長い黒髪に鋭く綺麗な瞳。優雅さのなかに獰猛な何かを感じさせるリオナが、王手をかけられ不満げにつぶやく。


「いついかなるときでも、たとえ、相手が総統であっても…手加減はいたしません」

冷静に応対する隊長。

「ところで…、九番隊の後藤が、やられたらしいな…どうするよ?」

リオナが顔つきを豹変させて、言った。

「はい…。ついに…、“西”が動き始めました。対するわが組織は、総参謀の大矢、親衛隊長の高柳、特攻隊長の向田、いずれも造反。親衛隊はバラバラ、三番隊の平田も、行方知れず。ほとんどの隊長はニューヨーク。戦力を比較分析すれば、原則、こちらが不利…」
(気になる勢力も…)


「原則論は聞いてねー。お前の考えはどうなんだ?ディーヴァやマジ女になめられっぱなしでいいのか?」


「いえ、我々、一番隊におまかせいただければ…何の問題もありません」

一番隊
アンダーガールズ隊員中、最強のメンバー百名が所属する隊。
隊長は、総統ー太田リオナに匹敵する実力の持ち主。


その言葉を聞き
リオナは、すっくと立ち上がり、微笑んだかと思うと、勢いよく右の拳を振り下ろした。
チェス盤が、粉々に砕け、駒が飛び散る。


「ディーヴァ…、うちに手を出したこと…後悔させてやる!返り討ちだ!…マジ女もディーヴァも、ぶっ潰せ!どこが最強かやつらに教えてやれ!」

アンダーガールズを結成し、拳ひとつで組織を東京最大勢力まで押し上げた総統ー。負けることは何より嫌いだった。

太田リオナは、壁一面のガラス窓に歩み寄り、最上階からの真っ黒な東京のビル群を見下ろし、ふんと鼻を鳴らし、言う。

「お前が出たら、マジ女もディーヴァも…、すぐに…、チェックメイト…だな」