マジすか学園3☆#3ー5☆ | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園3☆#3ー5☆

新宿戦争ーデスゲームの翌日

休校となったマジすか女学園は、普段の喧騒とは裏腹に、静謐な空気に包まれていた。

そのなかで
吹奏楽部ーラッパッパの部室に意外な四人の姿があった。

「どうしたんすか?サドさん…、卒業したのに、こんなとこに、うちらを呼んで…」

サドの呼びかけで、シブヤ、ブラック、トリゴヤたちが集まっていた。

シルバーのファーコート、パールピンク、黒、赤、それぞれのスカジャンをその身にまといー。


「すまないな…、この場所なら、落ち着いて話せると思ってな」


「話とは…?」


「なになに!?ちょっとこわいんだけど」


ブラックは、静かに、佇んでいる。反してトリゴヤは、怪談話を聞かされるような面もちで、怖がっていた。

窓から差し込む日射しを背に、サドは、三人に語り始めた。

「みんな、新しい生活が始まってまだ間もないところ申し訳ないが…」


「前置きは、いいっすよ」

シブヤの促しに、サドは続ける。

「話というのは…、“あのひと”のことだ」

永遠の“てっぺん”ー


三人の表情が、翳る。


シブヤが、重々しい口を開いた。


「“あのひと”の最期は…、サドさんが看取ったんですよね…そして、そのあとも、すべてサドさんが…」


連絡を受けたときのことを思い出す三人。直後、シブヤは狂ったように暴れまわり、ブラックは茫然とし、トリゴヤは泣き崩れた。
事実を受け入れたくない三人は、その後、その件にふれることはなかった。
身よりもなく、葬儀は行わず、遺骨はサドが所持していると伝え聞いていた。
三人が立ち直れたのは、最近のことだった。


「実は…、“あのひと”は…」

サドが目を伏せる。


「“あのひと”は、生きてる」


「なっ!?」「えっ!?」「はっ!?」


ブラック、トリゴヤ、シブヤが、思わず、目を瞠る。


「な、何言ってんの?サド…、冗談でしょ」


「事実だ…」


「どうして…、そんな…?」

「すまない…」


「なんで…、なんで、いままで黙ってたんすか!」

シブヤが、サドの襟を両手でつかみ揺らす。


「うちらのなかで、隠し事なんか…!」

シブヤの右拳が、サドの顔を捉えた。サドは、甘んじてそれを受けた。身じろぎもせず。

「ちょっ…!?」「おい!」

トリゴヤとブラックが、シブヤを抑えるように、腕をつかむ。シブヤの目からは、涙がこぼれていた。


サドは、広い窓から、空を見上げ、言った。


「それが…、“あのひと”の願いだったんだ…」