マジすか学園3☆#3ー5☆
新宿戦争ーデスゲームの翌日
休校となったマジすか女学園は、普段の喧騒とは裏腹に、静謐な空気に包まれていた。
そのなかで
吹奏楽部ーラッパッパの部室に意外な四人の姿があった。
「どうしたんすか?サドさん…、卒業したのに、こんなとこに、うちらを呼んで…」
サドの呼びかけで、シブヤ、ブラック、トリゴヤたちが集まっていた。
シルバーのファーコート、パールピンク、黒、赤、それぞれのスカジャンをその身にまといー。
「すまないな…、この場所なら、落ち着いて話せると思ってな」
「話とは…?」
「なになに!?ちょっとこわいんだけど」
ブラックは、静かに、佇んでいる。反してトリゴヤは、怪談話を聞かされるような面もちで、怖がっていた。
窓から差し込む日射しを背に、サドは、三人に語り始めた。
「みんな、新しい生活が始まってまだ間もないところ申し訳ないが…」
「前置きは、いいっすよ」
シブヤの促しに、サドは続ける。
「話というのは…、“あのひと”のことだ」
永遠の“てっぺん”ー
三人の表情が、翳る。
シブヤが、重々しい口を開いた。
「“あのひと”の最期は…、サドさんが看取ったんですよね…そして、そのあとも、すべてサドさんが…」
連絡を受けたときのことを思い出す三人。直後、シブヤは狂ったように暴れまわり、ブラックは茫然とし、トリゴヤは泣き崩れた。
事実を受け入れたくない三人は、その後、その件にふれることはなかった。
身よりもなく、葬儀は行わず、遺骨はサドが所持していると伝え聞いていた。
三人が立ち直れたのは、最近のことだった。
「実は…、“あのひと”は…」
サドが目を伏せる。
「“あのひと”は、生きてる」
「なっ!?」「えっ!?」「はっ!?」
ブラック、トリゴヤ、シブヤが、思わず、目を瞠る。
「な、何言ってんの?サド…、冗談でしょ」
「事実だ…」
「どうして…、そんな…?」
「すまない…」
「なんで…、なんで、いままで黙ってたんすか!」
シブヤが、サドの襟を両手でつかみ揺らす。
「うちらのなかで、隠し事なんか…!」
シブヤの右拳が、サドの顔を捉えた。サドは、甘んじてそれを受けた。身じろぎもせず。
「ちょっ…!?」「おい!」
トリゴヤとブラックが、シブヤを抑えるように、腕をつかむ。シブヤの目からは、涙がこぼれていた。
サドは、広い窓から、空を見上げ、言った。
「それが…、“あのひと”の願いだったんだ…」
休校となったマジすか女学園は、普段の喧騒とは裏腹に、静謐な空気に包まれていた。
そのなかで
吹奏楽部ーラッパッパの部室に意外な四人の姿があった。
「どうしたんすか?サドさん…、卒業したのに、こんなとこに、うちらを呼んで…」
サドの呼びかけで、シブヤ、ブラック、トリゴヤたちが集まっていた。
シルバーのファーコート、パールピンク、黒、赤、それぞれのスカジャンをその身にまといー。
「すまないな…、この場所なら、落ち着いて話せると思ってな」
「話とは…?」
「なになに!?ちょっとこわいんだけど」
ブラックは、静かに、佇んでいる。反してトリゴヤは、怪談話を聞かされるような面もちで、怖がっていた。
窓から差し込む日射しを背に、サドは、三人に語り始めた。
「みんな、新しい生活が始まってまだ間もないところ申し訳ないが…」
「前置きは、いいっすよ」
シブヤの促しに、サドは続ける。
「話というのは…、“あのひと”のことだ」
永遠の“てっぺん”ー
三人の表情が、翳る。
シブヤが、重々しい口を開いた。
「“あのひと”の最期は…、サドさんが看取ったんですよね…そして、そのあとも、すべてサドさんが…」
連絡を受けたときのことを思い出す三人。直後、シブヤは狂ったように暴れまわり、ブラックは茫然とし、トリゴヤは泣き崩れた。
事実を受け入れたくない三人は、その後、その件にふれることはなかった。
身よりもなく、葬儀は行わず、遺骨はサドが所持していると伝え聞いていた。
三人が立ち直れたのは、最近のことだった。
「実は…、“あのひと”は…」
サドが目を伏せる。
「“あのひと”は、生きてる」
「なっ!?」「えっ!?」「はっ!?」
ブラック、トリゴヤ、シブヤが、思わず、目を瞠る。
「な、何言ってんの?サド…、冗談でしょ」
「事実だ…」
「どうして…、そんな…?」
「すまない…」
「なんで…、なんで、いままで黙ってたんすか!」
シブヤが、サドの襟を両手でつかみ揺らす。
「うちらのなかで、隠し事なんか…!」
シブヤの右拳が、サドの顔を捉えた。サドは、甘んじてそれを受けた。身じろぎもせず。
「ちょっ…!?」「おい!」
トリゴヤとブラックが、シブヤを抑えるように、腕をつかむ。シブヤの目からは、涙がこぼれていた。
サドは、広い窓から、空を見上げ、言った。
「それが…、“あのひと”の願いだったんだ…」